2015
06.16
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”西海岸のはっぴいえんど” never young beach 2015年 夏のニュー・アンセムへの挑戦

ARTIST, NEWS, RELEASE

 

2015年 夏のニュー・アンセムへの挑戦

 

2015年の夏を迎えるにあたって必聴したいJ-Indieがnever young beachだ。2014年の春に結成された同バンドは自主制作CDを出せば完売、イベントを開けば大盛況と、とんとん拍子に人気を肥大させ、遂に2015年5月、1stアルバム『YASHINOKI HOUSE』をリリースした。

 

Never young beachは“西海岸のはっぴいえんど”というキャッチが本当にしっくりくる。太く色気のあるヴォーカルとY.M.Oよりも以前の昭和サイケポップ。トラックを回した瞬間に実家のタンスの匂いと同時に漂う“懐かしくて柔らかい質感”が特に四つ打ち文化の“今”にはたまらなくヒップだろう。

 

【動画】never young beach – どうでもいいけど(official video)

 

まず驚いたのは『レコード』や『ガールフレンド』など痣とさがくすぐったい歌詞軍でありながら、現代の日常生活のワンカットとしてリアリティを持ってリンクさせられることだ。まるで大滝詠一や松本隆の築いた日本語ロックの『ある種のセオリー』を継承しながら、同時に細野晴臣を敬うかのごとくサーフやファンク・レゲエを隠し味にアップデートされた世界観を示したさりげない音圧。それは決して憧れではなく、あくまでも等身大の緩さを見失わないからこそ“西海岸のはっぴいえんど”なのだと改めて頷いてしまう。

 

【動画】never young beach -あまり行かない喫茶店で(official video)

 

もう一つの共通点

 

もう一つ はっぴいえんど との共通点があるとすればnever young beachがライブで話題に上がったバンドではなく、音源勝負でファンの心を掴んできた という点だろう。 はっぴいえんど はオタクなほど自分達のサウンドを形に表すことに執着していたバンドだ。それが結果的に日本語ロック史に深く名前を刻む結果になった。

 

never young beachもまた、ラヴ&ピースと叫びたかったわけでも自己破壊したかったわけでも、ましてや社会へ挑発したいわけでもない。ただ静かに自分達の価値観を1枚に納めた結果、多くの支持を受けることにつながった。

 

まるで宮澤賢治のように雨にも負けず、風にも負けず…静かに日常を送ることの幸福感とは、まさに『究極のポップ性』であろう。それが現代だからこそ尚never young beachの音楽は人々の芯まで心地よく染み入ってくれる。

 

【動画】never young beach -夏がそうさせた (official video)

 

そんな夏の顔never young beachの今年の夏のビジョンはいつになく眩しい日々になりそうだ。ファーストアルバムを今すぐプレイリストに加えて、最高の夏のスタンバイをしてもらいたい。

 

 

関連情報 

never young beach Official Website

never young beach Official Twitter