2015
06.27
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【特集】Appleに一本勝ち!迷えるインディーはTaylor Swiftから盗め!

BLOG, VIDEO

 

 

料理人は美味しい料理を作るから料理人であるように、音楽家は音楽を作るから音楽家である。しかし、美味しい料理を作るから経営がうまくいくわけではないように、素晴らしい音楽家だからといってセルフマネジメントがうまいわけではない。

Taylor Swift Epic 1989 Times Square Concert On GMA

(Image: fox5sandiego.com)

Appleからの勝利はテイラーに何をもたらしたのか

先日、テイラー・スウィフトがApple Musicに対して配信無料期間中も印税を支払うように動かした。ここまで強気で企業に立ち向かえるのは次世代ツールをフルに使いこなしてトップに躍り出た実績が裏付けされているであろう。そして今回のApple社との勝利により、彼女の権力を確固たるものにした。

テイラー戦略13

(Image:www.cinemablend.com)

勿論、その彼女も始めは無名であった。カントリー好きのちょっと変わった少女だったテイラーはいじめを忘れるようにギターにのめり込んでいた。そんな一人の田舎娘がスターダムへ駆け上がった轍を辿れば、アーティストとしてのちょっとしたノウハウを盗むことができる。それはマイケルジャクソンもビヨンセも辿ることのなかった全く新しい方法だった。ちょっとしたコツは大きな差を生むことは確かだ。是非参考にしたい。

 

あたしたちは『YouTube世代』よ!

テイラー戦略2

(Image: www.fanpop.com/)

テイラーは自らを『YouTube世代』と括っている。楽曲のクオリティは言うまでもないが、音楽は常に耳を澄ませて想像を働かせるものではない。現代っ子は音楽を映像とセットで楽しみながら、様々な音楽を切り替えて楽しんでいる。等身大の乙女心を綴った動画MVで共感を得たティーンエイジャーを中心にアルバムやライヴへの関心を着実に増やしていった。

 

実話に基づいた楽曲の数々

テイラー戦略3

(Image: www.mirror.co.uk/)

 

『逆転の発想』を活かした見事な例だ。「ゴシップで取り上げられて逃げ纏うくらいなら、いっそ自分からバラしてしまえ!」というのはテイラーらしい戦略だろう。しかも相手がスターであればなおさらのこと。本人も「本人は自分のことだって気づいているはずだわ」と発言するほどの描写であるから余計に関心が高まる。

テイラー戦略4

(Image: eshockradio.com)

 

また、歌詞の中に詰め込まれた生々しいまでの恋愛ストーリーは返って彼女の好感度を上げることにつながった。現在はカルヴィン・ハリスと交際中。次回作もその恋愛模様が知れるとあって、必ず話題を呼ぶことだろう。

 

Twitterでマーケティング

テイラー戦略11

(Image:fundo.jp)

テイラーは自らの判断でTwitterを利用したマーケティングを行っている。『今』を知ることができる旬のツールはリアルタイムで自分自身について調査できるからだ。

テイラー戦略12

(Image:brighttt.com)

Twitter上で最近一人のファンに辛いことがあったと知り、2014年にはクリスマスのサプライズプレゼントと直筆のカードを贈った。少し冷めた表現だが感動マーケティングを駆使した周囲をハピネスに包む話題づくりは素直に見習いたい。

 

Face Bookで営業活動

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(Image: www.komonews.com)

テイラーは権力の源・アワードの獲得にいやらしいくらいに全力を注ぐ。2010年に引き続き2011年も『Academy of Country Music’s Entertainer of the Year』を獲得するためにFace Book 上でダイレクトに投票を呼びかけた。それも自分のペットを使って。貪欲なまでに掴みに行く肉食っぷりが逆に清々しいほどである。

テイラー戦略6

(Image: blog.livedoor.jp)

 

 

ベストタイミングで完ポップへ

[動画] Taylor Swift – Shake It Off

 

『若きカントリーポップ歌手』として名を売ったテイラーだが、世界的スターの地位をモノにするにはポップ、つまりより普遍的な音へ変換する必要があった。アーティストには自分の音楽性に頑固なまでに突き通すことが多いが、テイラーは実に潔く、ベストタイミングで音楽界の中心席にストンと落ちた。見事だとしか言いようがない。

 

 

セルフィーが広告

 

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(Image: http://www.theprovince.com/)

 

テイラーはこう発言している。「iPhoneにカメラがついてからというもの、サインを求められることが一切なくなったの。その代わり、一緒に画像を撮ることが多くなったわ。今はセルフィーの時代なの。」

テイラー戦略8

(Image: www.people.com)

 

このことを熟知しているテイラーはファンのセリフィーに積極的に映り込む。もちろんそれらはFace BookやTwitterにアップされ、「気さくなスター」というイメージのテイラーの広告となって世界中に飛び回る。

 

セルフブランディングの徹底

 

テイラーの日々のファッションコーディネート画像が毎日のように飛び交い、世界中の女子が赤いリップをつけて髪を切った。

[動画]  How To Look Like Taylor Swift: Make Up & Nerd Glasses

 

どんなツールを駆使しようともテイラーは根底を掴んでいる。つまり、音楽とセットで『テイラー・スウィフト』という商品を売っている。そのノウハウを自身がティーンエイジャーの頃からカントリー歌手のシャナイア・トゥエインなどから盗み既に実践していたのである。

 

ファンが支え、作品を愛してくれる

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(Image: www.stuff.co.nz)

とりあえずジャケ買いするような時代はとうにすぎたが、これはといった作品には必ず手が伸びることを完全にわかっている。だからどうすれば良いのかという方法論を恐れずにアクションに移せるアーティストであることは確かな事実であり、今日はじめたバンドでも参考にする価値が十分にあるだろう。

New Year's Eve 2015 In Times Square

(Image: www.billboard.com)

 

筆者は決して彼女のディープなファンではないが、これを読んでいるあなたの”アルバムを聴きながらアーティストの歌詞を味わう音楽ファン”が増えることを心から願っている。