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Infinity

マライアキャリーの”女の子アピール”に隠された本質

最近、離婚を発表した、マライアキャリー、ニックキャノン夫妻。

巷では、激太りや、あのぶりっ子キャラに、『年甲斐もなく!』と何かと批判され、お騒がせキャラが板についてしまっている彼女。

けれども、彼女の歌唱スタイル、トラックメイキングや、ハーモニーを創り出す、その才能は類い稀な唯一無二のもの。

そんな、彼女には何が起ころうとも必ずついてくるファンがいる。
私も正直、最初は彼女に対して批判的人間の一人だった。
ところが、彼女の才能の虜になってしまった。
そして、気がついたら彼女のスピリットは私の憧れになっていた。

There’s an end to INFINITY to INFINITY

今回の離婚の原因は、ニックの浮気だと報じられている。

生活も問題なし、可愛い子供と、才能豊かな奥さんがいた。

いったい何が不満だったというのか!

そして、マライアは『インフィニティ』という楽曲を発表。

ニックに対するであろう言葉が綴られている。

その歌詞からすると、やはり、マライアは相当ご立腹のようだ。

『どうしてそんなに子供なの?』と彼女はニックに問いかけている。そして、もう友達でもないと。

確かに彼女の歌詞の中には、彼への不満と、怒りが強く込められている。

けれど、彼女のPVに描かれているのは怒りだけではない。
そこには、『私はもうスッキリしたわ』という感じからストーリーは展開し、『もう男はこりごり!』と続き、そして『男は裏切るけどワンちゃんは癒してくれる』と最後に集結する。

かと思いきや、新しい彼と豪華に夜の街に繰り出すところでPVは完結する。

『〜Infinity loving me more and more.〜あなたは運命の人じゃなかったのね』

『そんなにひどい離婚を経験して、まだ懲りないのか!?』

とまた、批判を受けそうだが、

彼女のこういう天真爛漫なところが、私は大好きなのだ!

マライアのささやかなる復讐

私は恋愛関係でしくじると、必ず彼女の失恋ソングに酔いしれ、そのPVを見る(笑)。

なぜかというと、彼女の歌詞は自分の情けない女心を代弁してくれていて、PVでは必ずズバッと相手の男を切り捨ててくれるから。

また、失恋だけでなく、こんなモヤモヤも解消してくれる。

一時期、マライアはエミネムから執拗に批判を受けていた。

しかもその批判をテーマにエミネムは楽曲まで発表している。

それに対抗し、マライアも楽曲を発表した。

そして、そのPVにはマライア自身がエミネムに似せた男装をし、
(もちろん、正式にエミネムを表現していると謳っているわけではないが)

マライアの事が好き好きでたまらないエミネムの様子を存分に表現している。

最後のシーンでは劇中のエミネムがすごいスピードで走るバスに轢かれるシーンで終わる。

少々悪ふざけが過ぎるかもしれないが、マライア自身が(エミネムらしき)男性を演じているのでそこまでどギツくない。

見ていると、普段のザワつきがすっとなくなる。

彼女のこういう怒りを笑いに変えるセンスにはいつも脱帽してしまう。

浮気男と横取り女のイライラにはこちらもおすすめ!

【動画】Heartbreaker –Mariah Carey

いくつになっても永遠のプリンセスガール

彼女が批判されたり、あるいは嫌われてしまうのは、マライアのこれでもかというほどの”女の子アピール”が原因のところもあるのではないだろうか?

彼女がわがままだとか嬢王様気質だとか、とりあえずそんな彼女の裏の顔は今の所、脇に置いておいて、

彼女は、したたかなほどに女の子アピールをどこにいても忘れない。

露出は高めだし、いつも行動がぶりっ子だし、世のグロウンウーマンにはとてもみっともなく見えてたまらない。

だけれども、あれが彼女自身なのだ。

それでも、彼女は信念や尊厳は決して忘れていない。

彼女は自立している女性の一人だけど、『女性は男性より上よ!』というタイプの自立女性ではないだけなのだ。

マライアの幼少期からここまでは決して楽なものではなかった。

でも、その中で彼女は何があっても負けない根性を身につけてきた。

彼女はレコード会社から切られるか切られないかという瀬戸際に立っていたこともある。

どんな低迷期にあっても彼女の楽曲は彼女の素直な感情と前向きな言葉に彩られている。

マライアキャリーの楽曲と人生に学ぶ『いい女』の極意とは?

女性は、特に恋愛で問題にぶつかった時はとことん情けない気持ちになることがある。

誰でも強がりたいし、男に傷つけられたくらいで落ち込みたくはない。

だけど、『それでもいいじゃん。次頑張ればいい』と背中を押してくれるのがマライアだ。

マライアのような女の子アピールって、正直できるものなら女性として、誰でも一度はしてみたい行動ではないだろうか?

では、百歩譲ってそれを彼女の恥としてみよう(マライア、ごめんなさい!)。

しかし、あんなに女の子らしい彼女も男に傷つけられたり、仕事でくじけそうになったりするのだ。

でも、彼女は負けない。彼女は自分の信念を変えない。女の子アピールもやめない。

そして、彼女は再び大ブレイクをし、今では不動の地位を得た。

彼女のスタイルと楽曲は『自分らしくいなさい。良いのよ、負けなければ』

そんな風に私たちを励ましてくれるのだ。

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