2015
08.05

【INTERVIEW】グランジ・ゲイザーの主犯格 taffyに訊く!

ARTIST, INTERVIEW

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海を跨いで広く指示されるtaffyのサクセス・ストーリーから

ニューアルバム『Darkle』で示されたニューサウンド“グランジ・ゲイザー”の流儀

 

初めてtaffyを聞いた時、ブリットなのかグランジなのかシューゲイズなのか…なんと言葉に変換すれば良いのか大変悩んだものだが、どうやら先に火がついたUKメディアも同じだったようだ。初めて”Darkle”を聞いた時、言いようのない興奮と絶望の淵で萌える謎の愛の存在に思わず涙を流したのだが、どうやら同じような体験に感謝したリスナーやメディアも多かったようだ。やがて、この“死と愛がイコール化した音塊”はいつしか“グランジ・ゲイザー”と呼ばれることになっていった。

2015年、急遽日本でもアルバム”Darkle”がリリースされ、アニメ『ニンジャスレイヤー』のエンディングテーマに選ばれるなど国内でも徐々に露出が高まっているtaffy。才極まる彼らの結成エピソードから元祖グランジ・ゲイザーと呼ばれるに至るまで…贅沢すぎるtaffyのフランクなロングインタビューをほぼノーカットで初公開!

 

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G 浅野 asano

Vo.G  アイリス iris

Dr ケンken

 

Ba (小泉)

 

 

 

—— 結成のきっかけからお伺いしても良いですか?

 

iris 私とベースの小泉で「なんかやろっか」って感じではじめたのがキッカケで、それが母体となりメンバーチェンジしつつ、最終的にこのメンバーに落ち着いたっていうのがtaffyですね。

 

—— 増えたりとかは?

 

iris 増えたりっていうのはないですね。減るのもあんまり…

 

asano 今減ってる(笑)

 

(一同笑)

 

iris 今、はじめて減っているかもしれない(笑)でも基本は4ピース。作るキッカケになったのが、私は声が声なので、まわりに「アコースティックやったら?」とか「後ろ煩くてダメだよ!」って散々言われてきたんだすけど、私の頭の中では、“小さい声にラウド”ていうのが常にあって、それがtaffyです。

 

—— taffyっていうバンド名にはどんな意味が?

 

iris  “taffy”はキャンディーが元なんですけど、イギリスにウェールズっていう国があって、その国の人たちを”taffy”っていうあだ名で呼ぶみたいで。“タフ”川という川にちなんでらしいんですけど。だからウェールズの人は「タフィーだろ?」って言われるらしくて。なのでウェールズに行くこともあるんですけど、情報を知らない人は「日本人なのになんでタフィーって名前なの?」ってことを言われて…

 

asano 地元の人かと間違えてきて…

 

iris でも盛り上がるんだよね。「タフィー!タフィー!」って、一体感。

 

(一同笑)

 

—— 言葉もすごく…とても日本のバンドとは思えないような英語で…

 

iris そうですね。イギリスのラジオでかかったときも「とりあえず聞いてくれ!」ってDJの方が流してくれた後に「信じられるか?この人たち、日本人なんだぞ!?」っていうコメントをしたくらいわからないみたいですね。

 

——  おお!一番格好いい売れ方ですよね!曲で売れるっていう!!

 

iris ありがたいです

 

—— 後押しがどうとかではなくて。

 

iris うんうん。全くないですね。海外はアーティストありきというか、変な話、いくらお金を積もうが知り合いだからとか一切関係ないので…本当に光栄の一言というか、ありがたいです。どんなパワーを使っても、アーティストパワーがないと、どうにもこうにも…な感じですよね?

 

ken  本当にそんな感じ。曲を好きになってもらって、そうするとさっきのラジオの話じゃないですけど、それを聞きつけて「今ツアー中だからラジオでてくんない?」って感じで、本当、飛び込みでどんどんいろんなイベントが入っていって…ってそういう感じなんですよね。あらかじめあんまり決められてなくて。ツアー行ってその場で連絡があるっていう。非常に現代的なんですけど。ツィッター経由でメッセージ入ってきたりとか。

 

—— その頃からマネージャーさんはいらっしゃった?

 

MGR そうですね。自分たちが好きな音楽だけをやっていて「まわりにあまりファンはいないけれども世界だったらいっぱいいるだろうな」と思って録音してもらって、イギリスに送って、そしたら評判良くて。

 

iris もともと、テンションの低いバンドで。あまりバンドやってるくせに人前で「見て!聞いて!」っていうのが少なくて。スタジオが一番楽しいっていう(笑)。

 

asano ライヴも月一回やれば多いほう。

 

ken 呼ばれてやるだけだしね。

 

iris そう。自発的にやることが殆どなく。ただ音源は曲が溜まっていくので録ってたんですけど…

 

MGR 「それはもったいなあ!」と思ってイギリスに連絡したら、今イギリスで出しているレーベルの人が「一回こっちに来てライヴやってみる?」って連絡くれて、それでみんなでイギリスに行ってライブやったら、一番受けたんですよね!

 

asano それも、リリースとかじゃなくて本当にただライヴしにいっただけ。ライヴして盛り上がって、レーベルの人たちが「じゃあアルバムだそうぜ!」って言った…。

 

iris それがすべてのはじまり…。

 

—— ビートルズじゃないですけど…本当にマネージャーありきって感じで!

 

MGR 正直、イギリスは世界中のバンドが集まってくるから、これはもう、行ってやってみないとわからない。すごかったもんね?一回目のライヴ。

 

ken すごかったですわー!

 

iris kenさんは大人気で、みんなにハグされて…

 

ken 日本のお客さんの感覚でいると大変なことになりますね(笑)。もう、羽交い締めにされて…。ただ、それに愛があるっていう感じですね!

 

iris 「お前、サイコーだったぜー!」(ハグをする真似)

 

ken  ムキムキのロック大好きって感じのお客さんが「グワーン!どーん!」みたいな感じで…(笑)!

 

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iris 日本の人は楽しんでいてもシャイだからあまり出さないじゃないですか。やりながら「楽しんでもらえてない感じかな…」なんて思ってても、終わると「すごいよかったです!」みたいな感じが日本のパターンですけど、向こうはもう!

 

MGR イギリスのウェディングプレゼントっていう大物バンドのサポートツアーに行かせてもらったときに聞いたのが、そのバンドのリーダーも「(日本は)曲の最中に静かにしてるから『これ怒ってる?』って心配になるけど曲の合間にすごい盛り上がるから…(笑)すごい困るって(笑)!」手拍子もね、遠慮がち。

 

(一同笑)

 

MGR 向こうはその逆だから…一人で盛り上がるもんね!一人しか最初お客さんがいなかったとしても、その一人が踊りまくる。

 

asano 自分が楽しむ!って感じですね。

 

iris 自分が気に入ればそれがいいって感じ。

 

—— taffyの音楽性もそもそもそういうところからじゃないですか?自分たちの好きなものを…

 

iris 好きなように、好きなだけ

 

—— だから、他と違うものができた!

 

MGR 日本はよく「要するに何がやりたいの?」って言われる…

 

iris 枠に収めたがりますよね。「何のジャンル?」ってきかれるんですよ。でも「何のジャンルに入ればいいの?」って思って。「“ジャンル”じゃなくて“タフィー”だから!」って言う。向こうのメディアもオルタナだとかインディーポップとか、シューゲイズとか色々言われるんですけど、それは文字で伝えないといけないからだとは思うんですけど…でも結果的にはこれって言えなくて。ジャンルに収められないところは私も個人的に気に入っています。

 

—— 私も同意見ですね。なんて書こうか…。作っていらっしゃって、変な言い方ですけど“よくわかんないもの”ができるということは、ジャンルを決めて作っていらっしゃらないから素晴らしいものができるわけだから…いろんなメディアの方がオルタナとかブリットポップ…“ブリットポップの復興者”なんて書かれているじゃないですか、本場イギリスで。

 

ken イギリスの方にそんなことを言っていただけるなんて!

 

iris 本家に…嬉しいよね

 

MGR 一番新しいのが“グランジゲイザー”ていうものが作られて。

 

iris 私たち的にも「それが一番フィットするかな」って思っています。この「グランジゲイザー」が広まってくれたらいいなあ…と。

 

MGR  イギリスのメディアの人が作った造語なんですけど。

 

——  ああ…こうやって新しいジャンルが生まれてくるんでしょうね…!

 

iris  ああ、新しいんだタフィー(笑)

 

 

MGR  あとは向こうのメディアで「いいかげんタフィーをジャンルで括るのはやめよう!」っていうことを書き始めていて…その証拠に曲の紹介をするっていう記事が増えてきていますね。…イギリスはブリットポップって言われているけど、グランジってアメリカのものだから…そうなると「UKとアメリカでどうすんのか!?」って言うのは…ある。

 

—— そうですね…アメリカのように大雑把な味付けという感じもしないし…ブリットポップって言うとオアシスが挙げられますけど…ノエル・ギャラガーのような感じもしないし…どうしてもああいうイメージが…

 

(一同爆笑)

 

—— 愛に溢れている感じがしまして。

 

iris 基本、歌詞とか曲を作るときのテーマが“死”か“愛”。その二つしかない。極論詰めると“死”も“愛”も一緒なんですけど、”Love”とか“miss you”とか使って一見ラヴソングのようで実は“死”について歌っていたりとか。deathソング(笑)!

 

—— さっきおっしゃった“愛と死が一緒”っていうのがキモっていうか

 

iris そうですね。究極詰めていくと、愛しすぎたら死しかない…とか。キューってなると、そこには黒い点しかない…ていう

 

—— すげー…。あ、普通に感動しちゃった。

 

(一同爆笑)

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iris でも、愛とかそういうのが生まれてくるのもその「キューっ」てなった黒い点からっていう。…一緒なんですよ。

 

MGR 日本だと歌詞が伝わらないことが多いから。向こうだとすごく歌詞を取り上げられるんですよ。

 

—— 実はTaffyの歌詞世界にもすごく興味があって、でも私は英語ができるわけではないから、音の感じで聞き取るしかないわけですよね。例えば、英詞で歌われていてKen YokoyamaさんみたいにCDについている訳詞を見て始めてより深く楽しめるっていう…今後そんな作戦はされないんですか?

 

iris 歌詞カードが入っていないっていう(笑)すみません。

 

—— そうなんですか?それでは想像で…曲を聴きながらさっきのirisさんのお話にもありましたけど「愛って…なにが愛なんだろう…」と想像を膨らませながら…

 

iris  言葉にしにくいことも歌となればすぐに乗っけられちゃう、それが“愛の不思議”ですよね。例えば「怒っている」っていうのはわかりやすいじゃないですか。「レイジ」とか。でも「切ない」っていう感情から生まれてくるものが私はすごく好きで。だから秋とかって意味ないけど切ないから大好きですし。その「切ない」が根本にあって曲ができあがるんですけど…。曲作りの時に「一見ポップに聞こえちゃうからだめ、ポップにならないようにして」とかっていうリクエストをみんなに伝えるんですけど、私だけの感覚っていうのがあって、難しい…よね?

 

—— 基本的にはirisさんが音楽の骨組みを?

 

iris  そうですね。ベーシックを私がもっていって、始めは好きなように弾いて…

 

asano  そっから、みんなで肉付けしていくっていう感じですね。

 

iris  初回にでてきたものが私のイメージだったらそのままひっぱりだすけど、そうじゃなかったら、ちょっと抽象的な…「夜道を歩いている子犬のような感じ…」とかみんなは「どういう意味っすか!?」って思いながらも各々の風景を思い浮かべてやるっていう…(笑)。

 

(一同爆笑)

 

—— どうなんですか?そういうときっていうのは…。

 

ken  そのときはそのときに合わせて理論的に組み立てることもあるし。プレイを変えたほうがいいのか、自分の気持ちを変えるのか…そのときどきかなあ…。

 

—— taffyの共通言語というか…この人たちにしかわからないコミュニケーション…

 

iris ははは(笑)!

 

ken 言われることが具体的じゃないから。だからいいんですよ。こうじゃなきゃだめっていうんじゃない。やっぱりメンバーにとってもクリエイティビティを使える。そういう引き出し方をスタジオで繰り広げていっているのかな…って感じはしますけどね。

 

—— アーティスティックな感覚も見事にフィットしたグループなんですね。サポートの方が入ったら…?

 

iris  あ、サポートの人にも言いますよ「夜道を歩いている子犬」って(笑)。はて?て…なってるけど、私の手法がそれしかないので。みんな音楽知識があるから、譜面にしてやったほうがやりやすいんでしょうけど、私が全くないんですよ、音楽の知識が。耳に入ってくるものは知ってるけどあまり追わないので…伝え方もよりそうなっちゃってる(笑)。申し訳ないくらい。「このコード何?」てきいて「これはAのなんとか…」とかいうけど、「Aとかなんとかわからないけどこれなーに?」って(笑)困ってますよね?アサノさん!」

 

asano まずはコード進行を解明してから新曲の場合はこう…

 

iris 「押さえてるところで覚えてー」っていって一生懸命アサノさんが…(笑)

 

asano  アイリスさんは既存のコード進行にとらわれない感じで。

 

—— 今回は特に哲学的というか…よりポップさが削がれていて洗練されている…

 

iris コード進行を流動的にって言っていますけど、響がちょっと違うだけで私にはとっても違うんですよ。1本で押さえるのか2本なのかでも微妙な差ですけど「響きが違う!」ってなっちゃって。なんかそういうの細かく何度もやってもらう。「気持ち悪いよ!」って言われても「もう一回濁らせて」ってやった結果がコレなんですけど(笑)。

 

—— “Darkle”は制作どれくらいでできましたか?

 

ken これは早いですよ。スタジオ入っちゃったらめちゃくちゃ早い。

 

iris  録る前にプリプロやったのが2回?

 

ken  一回です。

 

MGR 途中でツアーに行っちゃったしね。

 

asano レコーディングは…

 

MGR 1週間くらいかな。

 

ken だいたいベーシックトラックみたいなのを作るんですけど、それは二日ですね。

 

—— そうだったのー!?

 

iris いつもレコーディングは早いよね。時間ないってのもあるけど。

ツアーがね。去年は年に3本でしたっけ?

 

MGR ここ4、5年でイギリスには6回行ったかな。去年はヨーロッパ&イギリスツアーと先月イギリスとアメリカにワールドツアーに行ってきて…そういう感じですかね。もともとは行くつもりあんまりなかったんですけど。

 

—— 他のインタビューでは「もともとライヴはあまりすきじゃない」って書いてありましたね(笑)。

 

MGR  呼ばれるから行くっていう感じですよ。半分断ってるよね。

 

—— 今回日本で出されたわけですけど、どういったきっかけで?

 

MGR もともとは出さないつもりだったんです。だから歌詞カードも入ってないし。ヨーロッパだけ。もしくはアジア・アメリカで出そうってことになったんですけど。本当に急遽、1週間で決めましたからね。

 

iris  出すって(笑)。なんでだっけ?

 

MGR イギリスのシャーラタンズっていうバンドがツィッターでタフィーのことを「すげーいいバンドがいる」って言ってくれて、それがきっかけでバンドとティム・バージェス(Vo)が話し始めて「リヴァプールのイベントにおいでよ!」ってことになったんですけど、それが日本でも話題になってじゃあせっかくだから日本でも出そうか!」って。でもイギリスのリリースは決まっていたからそれにはなんとか間に合わせたいねって。だからイギリス仕様ですね。

 

—— だから“そのまま輸入版を持ってきた”みたいな感じなのか!

 

MGR  歌詞カードも入ってないし…。

 

—— 今後日本版も出るんですかね…。

 

MGR  それはわからないですかね…。本当はこの前アメリカに行った時に評判がよかったので、アメリカに出していこうかなって思っていますけどね。FaceBookには今8万いいね!があるんですけど、アメリカが3万とアジアが3万あるので、アジアにも出したりしてあげたいなあ、と思います。…日本が一番リアクション少ないんじゃないかっていう…(笑)。

 

(一同笑)

 

—— 日本も凝り固まってきた感じもありますからね、そろそろ新しいジャンルがほしいかもしれないですね。グランジゲイザーを1日一回つぶやこうかな。

 

iris  ぜひ、広めていきましょう、GGを。

 

ken  GG?

 

iris  グランジゲイザー(笑)。

 

(一同笑)

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MGR この前、アニメのエンディングに選ばれたんですよね。ニンジャスレイヤーっていうアニメがエンディングテーマを毎回変えるんですけど、そこで一曲歌ってくれっていうのがあって。まさにそのコンピが7月23日リリースじゃないかな?それが話題になって日本でもタフィーのことをしってくれている人が増えたんじゃないかな。

 

—— 今後日本でのライヴの予定はあるんですか?

 

MGR  日本では年末に三軒茶屋で一回あるのかな?あとはアメリカとかアジアに来てもらえたら!でも価値があると思いますよ。向こうでいわゆるスタジアム級じゃないインディーズのバンドのライヴって何見ていいかわからないし。タフィーきっかけに「これがイギリスのライヴハウスか!」っていうのを知るのもいいかもしれない。

 

—— お店自体も違うんですか?

 

ken  まあ、パブですよね。お酒を飲むところとライヴハウスの部分が同じくらい…

 

asano 日本だったらアイリッシュバーの“HUB”にステージができたような。むこうではライヴをする場所とお酒を飲む場所っていうのが一緒に根付いているんで…

 

—— 音楽ってそういう場所で生まれてきたというかね。

 

MGR グラスゴーにあるキングタッツってハコなんですけど、そこもパブみたいなもんだよね。そこはオアシスがそこで契約を決めたっていう伝説のハコなんですけど、そこもパブですもんね。

 

—— ちょっと…鳥肌がたってきますね。

 

iris  話を聞く「先週誰々がやったんだよー」っていう人がすごすぎてびっくりすることがいっぱい

 

ken  むこう(日本)ではビッグネームもイギリスでは意外と街のパブのライヴハウスでやってることが多い。

 

iris コールドプレイとかね。どこだっけ?あの…かわいいところ。

 

asano  ブリストルのハコ!エイミーワインハウスとかも。

 

iris  そうそう、けっこう今騒がれている人がやってる…

 

MGR  キングタッツ一番すごかったよね!階段に名前が全部書いてあって…

 

iris  何年は誰、何年は誰って…

 

MGR 誰がいたっけ?

 

asano  名前聞いたらみんな知ってる人たちばっかり。

 

MGR ブラーいたよね?

 

iris 最近の人だとだれだっけ?

 

ken  アークティック・モンキーズ!

 

MGR 普通のライヴハウスでみんなやってる。タフィーがそっちに行ったときにモグワイのドラマー・マーティンが「グラスゴーにきてくれたんだったらDJしてやるよ!」って言ってDJしにきてくれたんですよ。

 

MGR そんな彼がツィッターで「今タフィーのオープニングDJやるからみんなこいよ!」って呼びかけてくれて。

 

iris  でも本当、音楽と音楽でつながるってこういうことなんだなあっていう感じだよね。むこうは。有名だろうが無名だろうがお互いの音楽をリスペクトしていればみんな友達、みたいな。

 

asano  その流れで、今回ブライアンジョーンズタウン・マサカーのアントンがこのアルバムのリミックスをやることになって。

 

—— それ聞きたかったんです!どうしてそんなことになったのか!私の中の彼のイメージは…イノシシのような…こう(視野が狭いジェスチャー)…

 

iris そう、こう…(視野が狭いジェスチャー)!気に入ればいいけど気に入らなかったら存在も嫌い!みたいな(笑)

 

—— ちょいちょい事件も起こしていますよね(笑)?

 

一同 そうそう(笑)!

 

asano でも本当に彼はこだわっていて、リミックスも頼めばやってくれるというわけではないんですよ。本当に気に入ったやつしかやらない!

 

—— 彼の方から?

 

MGR  そう。彼から。「レコーディングしてるんだ、じゃあ全部送ってこいよ!…これいいね、これをやるよ!」って。

 

iris 「これとこれで迷ったんだけどこれにした!」って。

 

(一同笑)

 

 

MGR 彼の場合は好きじゃなかったら絶対にやらないですね。

 

—— じゃあやっぱり…“愛”でできているんだ…本当に…

 

iris  そうですね、本当に…

 

—— だから泣いたんだ…

 

iris  曲で泣いたりとか曲で感情を動かすっていうのは、もう何よりもやり甲斐があるというか…ありがとうございます!

 

——   泣かせようと思って作ってないことはすごくわかっていて、名曲を作ろうとしていないこともわかっていることだったので…なおさら魅力的。

 

MGR 向こうでもBBCラジオで流れたときにBBCって全国的に影響がある番組だったので、その時にツイッター上が祭り状態でけっこうイギリス人が“Made me cry !! ”みたいなことをツイートしていたりとか…。

 

—— 最初から鳥肌が立ちますよね!重量感とダウナーな感じ…でも、愛なんですよ!そこが不思議なんですよね(笑)。

 

iris わかります。ただ暗いだけじゃないっていう…

 

asano イギリスでやっていると目をウルウルさせていたり、抱き合ったり…

 

MGR テンション低い人たちも来るしね。

 

—— わかります!こういう(俯いた体育座り)感じもします!

 

iris 私は個人的にこういう(俯いた体育座り)のが好きだし「家から出ない」みたいなのが好きだから、そういうのも出ているのかもしれないですね(笑)。

 

—— なるほどね…ダークル。

 

iris ダークル。バンド名にいいよね。ダークルやるか!

 

 

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taffy mini album ”Darkle”    now on sale

1:Suicidal Bunny

2:Redamancy

3:Young Tines

4:Remember to Remember

5:dr K

6:HBD

7:Young Tines (The Brian Jonestown Massacre Remix)

 

taffy official web

http://www.taffy8.com/