2015
08.21
Businesswoman holding CD

今後のCDとその存在異議を問う

BLOG, MUSIC

音楽の楽しみ方はここ20年くらいで急速に変化を遂げた。

筆者が幼かった頃はまだカセットテープの存在が大きかったのに、気がついたらMDの存在どころかCD の存続さえ危うくなっているではないか!

そして、音楽ストリーミングサービスまでもがスタートしようとしている。

音楽を楽しむカタチはどこまで進化するのだろうか?

 

CDと過ごした思い出

 

CDを所持するということは意外と大変だ。

保管する場所を取るし、一枚ならそうでもないものが何十枚にも重なればかなりの重さもある。

筆者が幼少の頃は母親とレンタルショップに行き、お気に入りの音楽をよくカセットテープにダビングしてもらっていたものだ。

お小遣いをもらうようになって、よく近所のCDが売っている電気屋さんに通った。

当時は8cmシングルというものが存在し、¥500でCDを手に入れられた。

筆者はその電気屋さんに行くため、自宅の玄関を出る前からワクワクし、その電気屋さんの香り、CDを選ぶひととき、そしてCDを入れてもらう袋までに恋をしていた(笑)

そして家に帰り、傷が付くまで何回もそのCDを繰り返し聞いた。

 

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(image : iStock)

 

時が経ち、行動範囲が増え、部屋で聞くだけでは物足りなくなる。

ポータブルCDプレーヤーを持つようになる。

しかし、何枚もCDを持って歩くのはとっても大変なことだ。

そして、貯めたお小遣いでMDプレーヤーを手に入れた。

思い返せば、このMDがデータで音楽を聴き始めた最初になるのだろうか?

そして、MP3プレーヤーを使い、データで音楽を聞く時代が始まった。

 

データで音楽を聴く時代へ

 

実は個人的に、データをネットで購入して聴き始めたのは、世の中がそうなってから随分経った後だった。

要は時代に乗り遅れたのである。

私には抵抗感があった。

その一つは、購入したお店でCDを包装してもらった袋にまで恋をしていた私だ。まず、そのCDを買う楽しみがなくなること。

また、CDを購入する理由はその好きなアーティストのジャケ写を見て楽しむことにもある。

CDを買わずにその音楽を聞くことは何となくそのアーティストを愛していることに嘘をついているようで嫌だった。

しかし、CDを買い集めるにはそれなりの余裕も必要だ。

そこは自分のご褒美にと、大枚を叩きたい所だが、やはり、購入するものには吟味をしなければならない。

考える限り、音楽のデータ配信が受け入れられたのは、経済的なことや保管するスペースの確保の必要性ということも理由の一つではないだろうか?

 

音楽を楽しむ方法は急速に発展したが、世の中の景気はそれに伴い悪くなっていった事も確かだ。

今は気に入った曲を一曲単位で購入できる。

楽曲をアルバム単位で購入するよりは、気に入った一曲を購入できればとてもリーズナブル。

また、YouTubeなどネットで動画や音楽を気軽にリサーチ出来るのだ。

メディアやネットワークの急速的な発展もビジネスとしての音楽社会を変化させた一因であるだろう。

 

 

Vector mp3 chrome icon

(image : iStock)

 

音楽ストリーミング配信という新しいカタチ

 

音楽好きは、新しいものへの出会いを求める、また自分の好きなジャンルをとことん聴き潰してみたいと思う。

音楽ストリーミング配信には情報通のプレイリストもあったりして、そのジャンルに精通した人が作ってくれたプレイリストで気軽にリサーチすることもできる。

これは、YouTubeなどで一曲一曲探して聞くよりは、より簡単に自分のリサーチができると思う。

そして、何より定額で聴き放題。

新しいトラックを一曲¥250程度で購入するよりは手ごろに流行のチューンをたくさん聞くことができる。

しかし、楽曲の聞き捨てになるようで悲しい気もする。

近頃は膨大な量の新曲がどんどん発表される、少し流行ると、次の流行、そしてまた次…。

と一つ一つの楽曲が耳に残っている時間が少ない気がするのも事実だ。

このような中で世紀の名曲やアーティストは生まれるのだろうか?

今この時、リスナーの感性や本物を聞き分けるセンスが求められているのではないだろうか。

 

音楽のカタチとは?

 

個人的にはCDという媒体は残していきたいと思う。

それが、CDでなくともジャケ写とケースがあり、その音楽を形として残したいと思う。

これからの時代は形として残したい音楽はとても貴重になる。

確かに、データで残しておくことは永遠に残していける状態なのかもしれない。

しかし、削除ボタン一つでそのデータは消すことができる。

今はたくさんの音楽を楽しむカタチを私たちは持っている。

だが、あなたがこれは形として残したいと思ったらぜひ、CDやレコードを購入して大事に保存して欲しい。

 

 

headphone and cd collection

(image : iStock)

 

それをあなたの子供や大切な後世に残る人が聞いたら、それは後々名曲となる。

素敵なことではないだろうか。

最近、久しぶりにCDショップを覗いたら、古き良き時代の名歌手たちのCDが破格で売られていた。

ここぞ、とばかりに目星をつけたものを数点購入した。

音楽配信の影響でCDが売れず、安価になっているのだろう。

少し、悲しいことだが、何か手元に残しておきたい楽曲をお持ちの方は、CDショップを覗いてみてはいかがだろうか?

あなたのお気に入りで将来、高価になるかもしれない名曲が破格で手に入るかもしれない。