2015
08.30
man listening to the music in perfect harmony

ヒト科人間族に与えられた宝物

BLOG, MUSIC, VIDEO

どうして私たちは音楽を聴くのだろうか?

私たちにとって音楽を聴くことは日常的に自然にやっていることで、何故と問われても、ただ聴きたいから聴いているだけと言われれば、それだけの事なのだけれども。

気がつかない内に切っても切れない縁をもった音楽と私たち。

音楽の何がそんなに私たちを魅了するのだろうか?

 

音楽と人間の歴史


歴史を紐解いていくと、とても興味深い事実がたくさんある。

霊長類にはほとんど、歌うなどの音楽を的感覚はほとんどないそうだ。

ヒト科という動物は独自の進化の中で音楽の能力を 発達させてきたという。

 

Evolution of the Steel Pan Player.

 

(image : iStock)

 

やはり、人間は音楽が大好きなのだ。

それは、手を叩き、リズムをとる事から始まったのかもしれないし、人間には感情があり、言葉があり、声をもっているから、歌う事から始まったのかもしれない。

人類はその歴史が始まった頃から、音を楽しむ事で癒されてきたのではないだろうか?

 

人と音楽が親密なワケ

 

人間が音楽的能力に恵まれていることの理由には諸説ある。

人は音楽的に能力の高いことで異性を引きつけることができるということで、遺伝子的に音楽の能力の高めてきたという『性選択説』や、人間の言葉が発達すると共に音楽的能力が高まっていたという説もあるという。

人類は頭で考え、声を発し、手を叩くことができる。

そして、心で感じることができる。

その中で、人類は鳥の声や雨の音など自然の音を聞きながら、音楽は生まれてきたのではないだろうか?

人間にとって、音楽は、寝る、食べるなど自然的な欲求と同じようなものなのだ。

 

Girl with headphones sitting in the grass

(image : iStock)

 

心を癒す音楽という存在

 

ある精神科のお医者さんによると、ジャズやブルース、ソウルなどの音楽を聴く人は精神的に病むということは難しいそうだ。

彼の話によると、人はその音楽や歌詞により、それを聴くと自分の負の感情を紛らわすことができるというのだ。

だから、自分の感情を表している音楽を聴くと、気持ちが安らぐということだ。古い時代から、いつでも音楽は人々に寄り添ってきた。

ブルースやソウルミュージックは、黒人奴隷制度の中で、黒人の人たちが仕事をしながら歌っていた音楽からあのリズムやグルーブが生まれたとも言われている。

黒人の人々はその過酷な労働をしながら、みんなで声を出し、リズムをとりながらその疲れや、苦痛を和らげてきたのだ。

その音楽は今でも人々の苦しい気持ちを代弁し、その心を癒し続けている。

 

【動画 】 Elmore James – It hurts me too
https://youtu.be/nBA2REoRD98

 

 

音楽は心を癒すだけではない。

人々の心をを盛り上げ、楽しくし、そしてムードを作る。

人間の心は音楽に自然に溶け込む、自然と受け入れる。

ジャンルに関しては好き、嫌いがあるが音楽自体を嫌う人には会ったことがない。

運動など、他の事には好き嫌いがあるのに、音楽だけは嫌いという人がいないという事はとても、不思議な事に感じてならない。

 

音楽という宝物
音楽心理学というものも世の中には存在し、たくさんの著書もある。

音楽と人間の心理について、科学的研究も、今日、たくさん行われている。

音楽をこよなく愛するヒト科人間族と音楽の秘密は今後どのように解明されていくのかとても楽しみである。

しかし、一番驚くのは、それがヒト科人間族だけが音楽を作り出せるということだ。

当たり前の事だが、人間であることに誇りを持つ。

そして、耳や声、感情を持ち、そしてそれを表現できることに感謝する。

音楽は私たちに癒しを与えてくれる、人間が唯一持つ宝物なのだ。