2015
09.06
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【Interview式ライナーノーツ】カラスは真っ白 『ヒアリズム』9.2リリース! vol.2

ARTIST, INTERVIEW, NEWS, VIDEO

カラスは真っ白 インタビュー式ライナーノーツ Vol.2

今回も妥協知らずのフル快進撃だらけ!9月2日にリリースされた4thミニアルバム『ヒアリズム』内の曲順別に制作秘話や込められた想いについて思う存分語っていただいたインタビュー第二弾。

今回は既にライヴでも大好評の痛快ナンバー「The xxx」、カラス初・男女ラップ合戦の妙「RADIPHONE」、そしてシミズコウヘイの真骨頂ともいうべき「せいじゃくのこうしん」。インタビューをしながら常に脳裏に浮かぶのはメンバーそれぞれの世界観を心底リスペクトし合うアーティスト愛と人間愛。深く感動し、思わずため息がでた。

 

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ヤギヌマ…ヤギヌマカナ(Vo.&Gt.)

シミズ…シミズコウヘイ(Gt.)

タイヘイ…タイヘイ(Dr.)

オチ…オチ・ザ・ファンク(Ba.)

 

(インタビュアー…田中サユカ)

 

#4 RADIPHONE

 

タイヘイ

これは自分がメインで作りました。これも最初は…

 

ヤギヌマ

最初は違う感じだったよね?原案。

 

タイヘイ

そう。デモ段階ではもうちょっとオモチャみたいな感じで作ったんですけど。これ、なんか曲にリズムアプローチをしたくて。イギリスかどっかでツーステップっていう、シャッフルビートとイーブンビートが共存して何故か「気持ちいい」っていうのがあって。それに影響受けて、高速16シャッフルビートの部分とイーブンでやってるのを一曲でゴチャっとやってるイメージなんです。

 

— Rapが入っていますよね。ラップの男性って…?

 

タイヘイ

もちろん(オチ)!

 

— ラッパーとしても!?

 

ヤギヌマ

半分遊んで録ってたよね?「俺もラップしたい!」

 

オチ

「俺もやるわー!Rapしていい?」

 

— それにしてはキマっていて、どなたかがゲストで参加されているのかと思ってしまいました。

 

ヤギヌマ

全部オチです!

 

— なるほど。Rap、難しかったんじゃあないですか?

 

オチ

メチャメチャ難しかったですよ。結局何回も録ってたもん。

 

ヤギヌマ

自分で言ったのにね(笑)。

 

タイヘイ

エンジニアさんがちゃんとやれるまで帰してくれない。

 

(一同笑)

 

— 出だしも素敵ですね。ファンクビートからこう〜ロックに切り替わる部分が。そういうところが毎回グッとくるんですけども、この時のシンセサイザーは?

 

タイヘイ

自分ですね。これはもうゴチャゴチャにしたくて。ゴチャゴチャと言っても住み分けができたゴチャゴチャで。でも結局、完成形で見たらそんなに…ゴチャゴチャ風だけどちょっと寂しい感じ。ナーバスになってるパーティーピーポーみたいな。「俺、パーティーだけじゃねえんだよ!仕込みからちゃんとやってんだよ!」…みたいな、曲です。

 

ヤギヌマ

歌詞は、最初にサビの「タ〜ララ・タ〜ララ」っていうのは決まってて、それに当てはまる言葉が絶対キーワードだって思ってて。

 

シミズ

繰り返しのね。

 

ヤギヌマ

仮歌詞の段階でとりあえず「アブラカタブラ」とか入れてたんですけど…

 

タイヘイ

ほ〜!そうなん?

 

ヤギヌマ

「でもこれ違うな…」ってなって、スタジオで合わせてる時にみんなに「ねぇ、何がいいかなあ?」って訊いて、それで…

 

タイヘイ

たまたまラジオのレギュラー番組を持つことになった時に、それをiPhoneで聞けるような時代になったから…

 

ヤギヌマ

“ラジオ”と“iPhone”が合わさって、そこで”RADIPHONE”が出来上がってきて…「”RADIPHONE”にしよう!」ってなってから、その日の夜に1曲分の歌詞が書けた気がします。

 

— なるほど!カラスファンの皆さんもiPhoneでラジオ聞いていますもんね。

 

タイヘイ

意外と新鮮でしたね。自分はずっとカセットコンポから聞いてたんで。こう…アンテナ立てて。

 

— それって…結構昔から聞いてたんじゃないですか?小学校…

 

タイヘイ

いや、中学校でもそうでしたね。

 

シミズ

俺は聞いてたラジオはさ、こどもちゃれんじでさ、赤ペン先生がシールくれるじゃん。そのシールを24枚貯めたらこんな透明の青い光ラジオくれたんだ。

 

ヤギヌマ

知ってるー!なにそれ!懐かしいっ!!

 

シミズ

唯一俺が赤ペン先生からもらった景品で使ったやつ。それでラジオ聞いてた。

 

ヤギヌマ

景品のカタログね。何回も見るんだよね(笑)。

 

シミズ

防水テレビとか。

 

タイヘイ

あったね。上のほうだよね(笑)。

 

シミズ

そう。240枚貯めないともらえない。…それがイコール僕のラジオの思い出かなあって、今思い出しました。

 

ヤギヌマ

私、ウクレレに交換してもらった(笑)。

 

 

#5 せいじゃくのこうしん

 

シミズ

これはもう…僕がやりたいことをやってもらったっていう感じ。自分の好きなものを作りたい!って思って。音もそうなんですけど、とにかく曲の中に込められた意味…。

まずは「ちょっとヤギヌマちゃんお願いします!」って頼み込んで、自分の好きなものについて書いてもらって…っていうコンセプトがある。

これはもう“気づく人には絶対に気づく”ものにしたかったです。「ある作品のヒロインを題材にして歌ってください!」って。(ヤギヌマに)それを想像して歌ってほしいなって思って、曲を作ってもらいました。

 

— それは、クイズみたいなものですか?

 

シミズ

これはもう…裏コンセプトは絶対に出さない。

 

ヤギヌマ

それを題材にして書きました!

 

— (曲は)大人びた感覚のイメージ?

 

シミズ

大人びたというか…

 

ヤギヌマ

純粋な感じで。

 

シミズ

もう…イノセントに振り切れた感じ。何も汚れを知らない女の子。音とかも…最初と全然変えたイメージがあるんだよな。

 

ヤギヌマ うん。

 

シミズ

わりともっと最初の方からリズムが出るような曲だったんですけど…

 

タイヘイ

そうだな。

 

シミズ

結局ドラムが入ってくるのが最後だけで…って感じにしたんです。本当にもう、レコーディング中にどんどん変えていって…っていう感じかな。アレンジもレコーディング中にどんどん変えてって…ていう。

でもとにかく、ヤギヌマの歌と詩を聞かせたい!ていう思いが強かった。一番大事な曲になった。

 

ヤギヌマ

シミズくんにとって?

 

シミズ

僕にとって。個人的に、好きです。

 

— この曲に限らずですけど、ヤギヌマさんのヴォーカルとシミズさんのギターがデュエットしているように聞こえるんです。時にはサポートして、時にはエスコートしているようにいつも感じていて…

 

シミズ

超嬉しいです!

 

— 凄く、優し〜い感じがするんですよね。本当に二人がお互いに歌っているような。

 

シミズ

それは凄く嬉しいです。

 

— それで今のエピソードを伺って、さらに感動しましたね。それは制作の段階からだったんですね。いや、もっと手前の「人としてもそういうコトだったのだなぁ…!」と。

 

シミズ

一番嬉しい。リードギター的には一番嬉しい。

 

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【リリース情報】

TITLE:ヒアリズム

ARTIST:カラスは真っ白

DATE:9.02.2015

PRICE:¥1,800 +tax

SPACE SHOWER MUSIC/CULTIVATE INC.

01.ヒズムリアリズム

02.night musium

03.The xxx

04.RADIPHONE

05.せいじゃくのこうしん

06.フミンショータイム

07.ニュークリアライザー