2015
09.21
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Mike Skinerという男

ARTIST, MUSIC, VIDEO

Mike Skinner(マイク・スキナー)と聞いて、ピンと来る人はどのくらいいるだろうか?

 

The Stereets、そういった方が伝わりやすいかもしれない。”UKのエミネム””UKガラージのボブ・ディラン”などと形容され、リアルな日常やスターになることの悲劇などをラップにし、本国UKだけでなく世界中を席巻したMikeの一人ヒップホップユニットだ。The Streetsとしての活動の終止符を打ったあとも、The D.O.Tとして、プロデューサーやDJとしてシーンにとどまっている。The Streetsでの活動、そして以後を振り返る。

 

■またたく間にシーンの頂上に

 


2002年、ほぼ無名の青年がUKガラージチャートに登場した。The Streetsとしてシーンに降り立った彼は英国の若者のリアルをつづったリリックをグライムのビートに乗せて一世を風靡した。そして、自身の思惑とは別にがスターダムに上り詰め「セレブ」になっていく戸惑いをアルバムにしてしまうところまでもリアルだった。(NIRVANAのKurt Cobainはそれに耐えられなくて自ら生命を経ったじゃないか)
軽快なラップから泣きのバラードまで、幅広い音楽性でシーンを飛び越えたスターになった。

 

Dry Your Eyes – The Streets

 

The Streets – OMG

 

 

■THE STREETSの終焉

 


4枚のアルバムをリリース、数々の賞を受賞し「The Streetsとしてやれることはすべて出し切った」と早い段階で5thアルバムを「The Streetsとして最後のアルバム」と宣言しており、寂しさをこらえながら待ちわびた作品は大きな出会いをもたらした。The Streetsと同時期にデビューした、英バンドThe Musicのフロントマン、Robert Harvey(Rob Harvey)を5thアルバムにゲストとして招いたのだ。しかもこういう時は一曲のみの客演だったりすることが多いが、よほど相性が良かったのか、1曲・・・にとどまらず3曲に参加。

 

The Streets – Going Through Hell

 

■The Streets以後

 

2011年に最後のアルバムを発表し、The StreetsことMike Skinerはシーンを去っ……たと見せかけてすぐに戻ってきた(笑)。時を同じく、2011年にバンドを解散したThe MUSICのRobとのユニット、The D.O.T.を結成。二人とも計ったようなタイミング。お互いの思惑や方向性がピッタリと合致してのは前述のとおり。

 

The D.O.T. – How We All Lie

 

晴れて、二人だけのプロジェクトを始動し、翌2012年にはThe D.O.T.といてさっそくFUJI ROCK FESTIVALに出演。ちなみに、Robはデビュー当時からの親日家で、自分が出演しない回のフジロックに自腹で来日し客として楽しむほど(そんなことするのはJoe Strummer以来、2人目の英国人(笑))。

 

そういった縁もあって、デビューEPも日本先行でリリースしたり、MVを日本で撮影したり、何かと日本との関わりが続いている。

 

Less Than Tomorrow – The D.O.T (feat Oscar #Worldpeace)

 

このユニットはまだまだ先が楽しみで、Webサイトhttp://www.the-dot.net/がいつもおもしろいことになってるので興味がある人はぜひ。

 

さてさて、Mikeは最近ソロ名義でもいろいろと活動をしている。DJやビデオクリップの発表など、The Streetsというスターの役から解放され伸び伸びと活動してる様子。

 

Mike Skinner – You Better Be

 

英国のエミネム? それはもう過去の話し。Mike Skiner、この名前を是非とも覚えてほしい。