2015
09.24
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SUPERCAR、LAMA、iLL……中村弘二を紐解く

ARTIST, MUSIC, VIDEO

2005年まで活動したバンド、SUPERCARのフロントマン、ナカコーこと中村弘二。バンド解散後はソロプロジェクトiLL、Koji Nakamura、NYANTORA名義やバンドLAMA、リミックスワークなど彼は留まることを知らず、実験的かつ先鋭的な音を追求し続けている。
コアなファンですら全楽曲を追うのが難しいほど多作な彼の活動歴をいま一度、振り返ってみよう。

 

■SUPERCAR

中村弘二を中心に結成された4人組ロックバンド。1995年~2005年までに活動し、今なおバンドの評価を高い。当初はロックバンド色が強かったものの3rdアルバムのころから、エレクトロ色が強まりサウンドは大きく変わった。しかし、新鮮な音は多くのリスナーに受け入れられた。同バンドメンバーは解散後も各方面で活躍している。

 

SUPERCAR 『WONDER WORD short ver.』

 

 

■NYANTORAとiLL

SUPERCAR解散前の2001年より指導した、ソロプロジェクト、NYANTORA。2006年に活動を停止、2009年に活動を再開。インストものが多く実験的な要素が強いため広く認知はされていないようだが、現在までに7作をリリース。
2006年のNYANTORAの活動停止と同時に発動したのがiLL。現在は事実上、休止中だが、しばらくはiLLに軸足を置いて活動。

『Scum short ver.』

 

 

iLL名義では2011年までに、5枚のフルアルバムに加え、12inchアナログや海外版、そしてコラボレーションアルバムを発表。
コラボアルバム『∀』には、1997年にデビューした、SUPERCARとNUMBER GIRL(くるりと合わせて通称「’97の世代」と呼ばれている3組)のフロントマンだった2人による共作も収録。当時は全く接点がなかった二つのバンドのフロントマン、中村弘二と向井秀徳のコラボ曲は、当時の両バンドを聴いていたファンたちにとっては涙が出るほどうれしいコラボになった。なんと、この楽曲制作時に初めて話した、とのこと。

iLL 『死ぬまでDANCE Youtube short ver.』

 

 

■LAMAそして、ソロ名義へ

2010年、中村弘二は再びバンド活動を再開する。SUPERCAR時代のバンドメイト、フルカワミキ、そして元NUMBER GIRLの田渕ひさ子、そして電気グルーヴのサポートメンバーであるagraphこと牛尾憲輔でバンド、LAMAを結成。ある種のスーパーバンド結成は業界をにぎわせた。これまでに2枚のアルバムを発表。

LAMA 『Spell』

 

 

2012年にテレビアニメのサントラを本名「Nakamura Koji」名義で制作。その後、2014年より、「Koji Nakamura」名義での活動を開始。ライブではSUPERCAR時代の楽曲を披露(解禁?)するなど、以前精力的な活動を行っている。

『B.O.Y.』

 

 

今やSUPERCAR解散から10年。同バンドを知らないリスナーも、青春時代に聴いた世代もこれを機に中村弘二の携わったの楽曲を遡って聴いてみて欲しい。