2016
04.13
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Faerground Accidents -超・掘り出し”Psychotic Pop”

BLOG, VIDEO

UK大好きっ子には美味しいバンド、Faerground Accidentsだ。現時点でアルバムは未発表。AmazonやiTunesなどでシングル曲が売っている。イギリスのシェフィールドで結成されたようだ。スウェード(Suede)の匂いがする。ブリットポップならパルプ(Pulp)に近い。グラム・ロックも引きずっている。しかも自らの音楽を「Psychotic Pop」と公式Facebookに書いている。「精神病のポップ」。最高すぎる。まずはMVだ。味わってもらおう。

 

She Makes Me Want To Die – Faerground Accidents

 

イントロからヘナヘナしたギターにUKとしか思えない曲。ボーカルの Bomar Faery が上手い。しかも存在感は異彩を放っている。UKの70年代から90年代あたりまでの音楽をごちゃまぜにしたみたいなサウンドがする。確かに「Psychotic Pop」だ。早くどこかのインディーズレーベルと契約してEPでもアルバムでも出して欲しい。

 

Faerground Accidents – Please Stay (Exposed In Session)

 

決して、演奏の技術があるとか、そういうバンドではない。他のメンバーが Bomar Faery に負けている感があるのは認める。良い!と感じるのはテクニックではない。バンドの音としても一体感に欠けるのも認める。音楽はそれぞれの基礎点が10点満点ではない。どこかが突き抜けて70点なら、他の弱点を補って余る総合得点になる。いや、そんな理屈はどうでもいいかもしれない。「カッコいい」。そう感じたら全て問題なしだ。

 

Bo Mar & Muzz – Rock ‘n’ Roll Suicide – West Street Live, Sheffield 

 

2016年1月10日にデヴィッド・ボウイ(David Bowie)が亡くなった。Faerground Accidentsとしてのライブ映像だろうか?公式Facebookでアップされていた。「Rock ‘n’ Roll Suicide」のカバーを演奏している。良い選曲だと思う。UKの音楽に多大な影響を与えたデヴィッド・ボウイへ捧げる曲としては最高の曲だ。「Suicide」には「自殺者」という意味もあるけれど、前後の歌詞からはあまり相応しくない。「Rock ‘n’ Roll Suicide」の出だしはこんなふうに始まる。

 

時間がタバコを手に取る それを君の口に押し込む

君は急いで自分の指にはめる それから別の指で それから君のタバコに

空間いっぱいに響いている それ 残響 それから君は忘れた

何てことだ 君はロックンロールに自らを滅ぼしている

 

Faerground Accidents – She Makes Me Want To Die (Exposed In Session)

 

Faerground Accidents はUKの「Rock ‘n’ Roll」が大好きなら絶対にハマるバンドだ。ある意味、70年代から脈絡と続いてきたUKロックの正当な後継者とも言える。今から、ぜひ、チェックしておいて欲しい。ボーカルの Bomar Faery が「Rock ‘n’ Roll Suicide」へと陥って、再び「Psychotic」にならないよう祈った方が良いかもしれないけれど。とにかく期待大のバンドだ。

 

【関連情報】

https://www.facebook.com/FaergroundAccidents

https://twitter.com/faerground