2016
07.22
Young actress ready to film a new scene

【BLOG】人気映画をモチーフにしたミュージックビデオ集

BLOG, VIDEO

ミュージックビデオには、映画をモチーフにしたものがけっこう多い。ミュージシャンがその映画のファンであったり、MVの監督がその映画をリスペクトしているという場合もあれば、単なる話題作りやネタに困ってという場合もあるだろう。いずれにしても、元ネタ映画を知りつつ見るMVは楽しいものだ。その中から、誰が見ても分かるような、有名映画をモチーフにしたMVを紹介する。

 

2PAC feat Dr.Dre – California Love

 

最新作「怒りのデス・ロード」が、こんな邦題にもかかわらずまさかの傑作でヒットした「マッドマックス」シリーズ。このMV後半の、改造バギーやバイクで砂漠を疾走するヒャッハーな場面はまさに「マッドマックス」だ。しいて言えば「2」だろうか。そしてドーム状の建築物でラップする前半部分は、3作目の「マッドマックス サンダードーム」を彷彿とさせる。

 

「サンダードーム」に出演もしているティナ・ターナーが歌う主題歌「We Don’t Need Another Hero」と「One of the Living」のMVには、映画のシーンが挿入されている。見比べてみるのもいいだろう。

 

Bluejuice – SOS

 

今夏に「リブート版」が公開されるSFコメディ映画「ゴーストバスターズ」のパロディ。MVに出てくる「Douche」はバカとか役立たずとかいった意味のスラングで、楽しげなノリだがそこそこブラックだ。元ネタが分かったとたん、レイ・パーカーJr.が歌う映画主題歌を脳が再生しようとするため、この映画のパロディはMVにはちょっと不向きな気もする。

 

Spice Girls – Spice Up Your Life

 

降り続く夜の雨。立ち並ぶ高層ビル群。その壁面に映し出される広告映像。まばゆいネオンを背景に空中を移動する乗り物…。今夏より続編が撮影開始と報じられている「ブレードランナー」そのものだ。日本人にとっては「二つで十分ですよ」や「強力わかもと」などでもおなじみの、カルト的な人気も高いSF映画の傑作である。

 

世紀末的な映像美に満ちたこの映画は、ラテンなノリの「Spice Up Your Life」のMVには不似合いにも思えるが、意外と違和感がないどころか、けっこういい出来栄えだ。演出は映画「テキサス・チェーンソー」や、リメイク版「13日の金曜日」などのマーカス・ニスペル。リメイク映画が多い人なだけに、この手のMVはお手のものなのかもしれない。

 

Sisqo – Unleash The Dragon

 

曲名はドラゴンだが、やはり98年のハリウッド版「GODZILLA」だろう。4分未満の曲に対して、MVの長さは7分強。気合が入っている。本物の映画のような作りで、制作費もそれなりにかかっていそうだ。B級パニック・アクションとしての見ごたえ十分である。ある種のラッパーにはお約束の、態度のでかさというか「ええかっこしい」な部分をうまく取り入れているのも、ユーモラスでいい。

 

パフ・ダディによる「GODZILLA」オフィシャル主題歌のMVは、導入部こそオリジナルの「ゴジラ」ストーリーが繰り広げられそうだったのだが、その後はステージパフォーマンスが中心だった。そういう点で物足りなかった向きにはおすすめ。

 

Jeremy Messersmith – Tatooine

 

切り絵ふうアニメーションによる、かわいらしいスターウォーズ。深みのあるピアノが印象的な少し切ない曲で、いくら切り絵ふうとはいえ、この曲調で壮大なスターウォーズは合わないのでは?と思いつつもけっこう楽しんで見ていたら、ラストには思わず涙が…。

 

このMVを制作したエリック・パワーには、「ゼルダの伝説」や「スーパーマリオブラザーズ」などの切り絵アニメ作品もある。MVではないのだが、興味のある方はぜひ。

 

 

ここで紹介したMVは数こそ多くはないが、単に設定を借りただけのものから、パロディとして笑えるもの、本家にも劣らない映像で魅せるものなど、さまざまだ。最初にも書いたが映画をモチーフにしたMVはけっこう多いので、機会があればまた紹介したい。