2016
08.30

臨時ニュースを申し上げます。ゴジラが登場する洋楽曲の紹介です。

BLOG, VIDEO

庵野秀明監督の話題作「シン・ゴジラ」が公開された。筆者はまだ観ていないのだが、かなりの高評価を得ているようで、ネット上では一般のファンのみならず、評論家筋による批評も多数見受けられる。皆さんやっぱりゴジラ好きなんですね。

「ゴジラ」シリーズは海外でも絶大な人気で、ハリウッドで2度にわたりリメイク(リブート)映画が製作されているほどだ。というわけで今回は、ゴジラをネタにしている洋楽やミュージックビデオを紹介する。

 

 

Mefjus feat. Dope D.O.D. – Godzilla (ラップしながら踊る、世界の王ゴジラ)

フル3DCGでのハリウッド風ゴジラ。実写のミュージックビデオさながらに、曲にあわせ口パクでラップし踊るゴジラはなんともイルでドープ。美女の変わりにドクロをはべらせ玉座に座っている場面など、思わず笑ってしまうほどクールだ。チープ感のある太ゴの日本語文字に突っ込む気も失せるかっこよさである。

歌詞の詳細はわからないが、No Transformerという部分で「トランスフォーマー禁止」と日本語が出るのもいい。そりゃあゴジラの玩具はバンダイで、トランスフォーマーはタカラトミーだが、そこで張り合ってどうする。

 

Pharoahe Monch – Simon Says (サンプリングその1)

ゴジラ出現時のテーマ曲を大胆にサンプリング。地響きのような低音の効いたブラスサウンドを、元曲の重厚さと不穏感を損なわずにうまくヒップホップに取り入れている。リリース当時権利問題で裁判沙汰となったが、こうしてオフィシャルから映像がアップされているということは、クリアになったのだろう。

このライヴではサンプリングではなく生音での演奏のようで、いったい何人いるのかというチューバ隊は圧巻の迫力。左右に身体を揺らしてゴジラ・フレーズを演奏するさまは、思わず笑ってしまうほどにかっこいい。これぞファンクの醍醐味である。

 

ShockOne – Chaos Theory (サンプリングその2)

「Simon Says」と同様のブラス部分をサンプリングし、ダブステップからドラムンベースへのブリッジとして使っている。ナレーションやストリングスをフィーチャーし、映画音楽のような雰囲気もあり、「ゴジラ」のサウンドトラックとしても合いそうだ。トヨタのレクサスのCMでも使用されたので、耳にした方もおられるだろう。

 

Blue Oyster Cult – Godzilla (銀座方面ニ向カッテオリマス)

間奏部分での「リンジヌースヲモーシアゲマス…」という語り(?)は、70年代ロックファンには(若干イロモノ的な意味合いも含めて)有名…のはず。このライヴ映像を見るとステージ上に大きなゴジラのセットが組まれており、ライブにおけるキラーチューンのひとつであることがわかる。バンドの人気曲である。

またこの曲は「ゴジラ」の愛称で知られる松井秀喜選手の、NYヤンキースでの登場曲としても使われている。米国ではゴジラといえばまずこの曲なのだろう。

 

Jedi Mind Tricks Presents: Army Of The Pharaohs – Dump The Clip (がんばれゴジラ)

ここで使われている昭和歌謡のような曲は、ゴジラが完全に子供向けと化していた頃、1972年の映画「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」の主題歌「ゴジラマーチ」。大ネタ使いのようでいて、かなりマニアックな渋いチョイスだ。全編に流れるホーン部分には70年代的なかっこよさがあり、歌詞が「僕らの」までくると脳内でつい「ゴジラぁー」と続けてしまう。中毒性のある曲である。

 

The Black Keys – Next Girl (パペットゴジラ)

先に紹介したMEFJUS & DOPE D.O.D.の「GODZILLA」での、歌い踊るCGゴジラのMVを観ていて思い出したのがこれ。おそらくは恐竜なのだろうが、この原稿を書くついでにネットであれこれゴジラの映像を観ている筆者などには、ゴジラのパペットにも見える。コワモテキャラでロックなブルーズを熱唱しているわりに、水着美女に囲まれて満更でもなさそうなあたり、かわいいというか、ちょろいというか。イキがっている感じが微笑ましい。

ブラック・キーズは「おっさんが一人で踊っているMV」でも紹介しているので、ぜひそちらもご覧いただきたい。ガレージ&ジャンクでかなりかっこいいブルース・ロックバンドなのだが、ミュージックビデオでのこのアホさ加減。この落差、けっこう好きです。

 

Sisqo – Unleash The Dragon (ゴジラ風ドラゴン)

映画をモチーフにしたミュージックビデオ」でもご紹介した、ゴジラ映画にインスパイアされたと思われるMV。ラッパーに特有の強い自己顕示というかええかっこしいなところが、いい感じに表現されている。

パフ・ダディによる1998年版の主題歌MVは、導入部こそ本MVと似てはいるが、その後はゴジラ的には少々期待はずれな内容かなと感じたものだった。同様の感想を抱いた向きには、本MVは十分に楽しめるだろう。

 

お付き合いいただいたゴジラミュージック特集、終わりが近づいてまいりました。筆者は右手にマウスを持ち、ファイルを保存しようとしています。いよいよ最後です。さようなら皆さん。さようなら…