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【BLOG】地味にアガる、カバーされた”あの曲”

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古くから歌い継がれてきた名曲は多い。多くのアーティストが尊敬の念を込め、再アレンジして装いも新たになる。そうやって歌い継がれた曲の中には、完成度の高さや認知度の高さによって、カバーだと知られていない場合もあるだろう。そんな新しく生まれ変わった曲を原曲と聴き比べると、新たな発見があって面白い。

今回はそんなカバーされた曲と、その原曲の二つを紹介していきたいと思う。

 

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Gun’s N’ Roses「Knockin On Heavens Door」

 

1987年ごろのライブだけで演奏されていたこの曲は、90年に映画のサウンドトラックとしてスタジオ録音された。その後、91年発売のアルバム「ユーズ・ユア・イリュージョンII」に収録されている。アルバムからのシングルカットとして発売されると、全英シングルのヒットチャートで2位を獲得した。

30代中盤の元バンドマンでコピーした人は多いだろうこの曲は、実はボブ・ディランの曲である。何かと問題行動ばかりがクローズアップされる彼らだが、この曲を聴くと彼らの音楽に対する真摯な想いが伝わってくる。特に、ギターソロでのジャンルを超えたアレンジは必聴レベルである。

 

ボブ・ディラン「Knockin On Heavens Door」

ノーベル文学賞の受賞によって、世間を騒がせている彼だが10月28日に授賞を受け入れる事が正式にアナウンスされた事は記憶に新しい。

「Knockin On Heavens Door」は、そんなボブ・ディランが1973年に発表した曲である。そう、今から43年も前の曲なのである。しかし、聴いてみるとわかると思うが、古臭さを感じさせるものが一切ない。シンプルなアレンジだが、それに納得できるだけの歌声とメロディーが聴くものの心を惹き付ける。

完成度が高いからこそ様々なミュージシャンによってカバーされ続けている。Gun’s N’ Roses以外にも、eric clapton、Avril Lavigneらといった超ビッグネームによって歌い継がれている。

 

eric clapton「Knockin On Heavens Door」

Avril Lavigne「Knockin On Heavens Door」

 

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Janis Joplin「Summertime」

Janis Joplinと聞けば、この曲を思い浮かべる人も多いのではないだろうか?それほど、彼女の魅力が発揮されている曲でもある。初めてこの曲がカバーだと知った時は、他人が作った曲をこんなにも自分の物のように歌う事が出来るという事に驚いたものだった。それほどボーカリストとしてのオリジナリティが重要だった時代でもあり、彼女の非凡さを証明しているとも言える。

「Summertime」はGeorge Gershwinという作曲家によって生みだされた曲である。George Gershwinはアメリカ音楽を作り上げた音楽家の一人だとも言われていて、「完璧な音楽家」とも呼ばれていた。

この「Summertime」も様々な有名ミュージシャンによってカバーされている。

Norah Jones「Summertime」

 

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Wink「愛が止まらない」

実は、この曲もカバーだ。

Winkとは当時の多くの男性諸氏を夢中にさせた伝説のアイドルだ。それまでのニコニコ笑って踊るアイドルとは違い、どこか儚げな顔で歌う彼女たちに男性国民の多くはメロメロになったもの。当時、自分は小学校中学年程度だったと記憶しているが、初めてテレビの中の女性に恋してしまった。彼女たちの魅力は、鼻垂れ小僧だった少年をも虜にしてしまう程、恐ろしいものだった。ちなみに私は向かって左側の「鈴木早智子」派でした。

ちなみに、原曲はこちら。

Kylie Minogue「Turn It Into Love」

 

世界中に多くのミュージシャンによって歌い継がれている名曲がある。それらの楽曲には歌い継がれるだけの理由が存在している。新しく、アレンジを変えて歌い継がれていく曲と原曲を聴き比べる事によって、カバーしたミュージシャンがどのような想いを込めてカバーしているのかが見え隠れして妄想が膨らんでいく。音楽には、そんな楽しみ方もある!

 

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