2016
12.01
%e3%82%b7%e3%82%99%e3%82%a7%e3%83%8b

【BLOG】活動再開!JENIの歌声に震えろっ

BLOG, VIDEO

90年代後半から00年代前半、音楽シーンでは特にインディーバンドの活躍が目立っていた。ジャンルも多岐にわたり、その人気は音楽だけに留まらず、ファッション誌などでも取り上げられるほどであった。

最近では事前告知を一切行わずに16年ぶりのシングルを発売したとニュースで報じられた「Hi-STANDARD」。彼らも当時を代表するバンドだと言える。

あの当時の熱量を何と表現すればいいのだろうか?とにかく、様々なバンドが凌ぎを削っていた。結果、セールスもどんどん伸びていき、中にはメジャーアーティスト以上に売り上げたバンドも出てきた。僕にとって最も印象的だったのはMONGOL800だろう。セカンドアルバムでもある「MESSAGE」は300万枚という驚異的な数字を残したのを覚えている。

 

そんな当時のインディーシーンで活躍していた「THE JENI JENI」というバンドをご存知だろうか。

THE JENI JENIはボーカルのJENIを中心に結成されたパンクバンドだ。何故、THE JENI JENIを紹介するのか?それは、何と最近になって活動を本格的に再開するとアナウンスされたからだっ!当時のファンにとっても嬉しいニュースなのは間違いないだろうし、まだJENIの音楽に触れた事がない人にとっても、いい出来事になるはずと確信している。

残念ながらTHE JENI JENIとしての活動ではないが、JENIの今の音楽を聴く為にも、まずは当時僕の心を震わせたTHE JENI JENIの音楽を聴いてほしいと思う。

 

【人気コラム】音大卒の人達に聞いた「音大のメリット・デメリット」とは?

バンドのボーカルというものは、メッセージ性を強めるための最重要パートであるとも言える。

ライブでは、ステージの中央に立ち、最も観客に近い場所で歌う。聴くものの心を奮い立たせながら、その膨張したエネルギーを全身で受け止め、逃げる事も許されず、伝えたい想いが伝わるまで歌い続ける。もちろん、他のパートもそれらは同じではあるが、このバンドにとってボーカルにかかるそれらの重圧は一番大きい。

 

こういったものを一心に背負ってステージのセンターで歌うのが THE JENI JENIというバンドのボーカルだ。バンドのボーカルに、最も求められるのはそういった「覚悟」である。その「覚悟」があるからこそ、メンバーはステージのセンターを任せられるのだろう。

この曲にはJENIのそういった覚悟が込められている。JENIのカウントから始まるこの曲はTHE JENI JENIにとっての決意表明にも聞こえる。そして、その決意表明は聴くものにも問いかけてくる。

「私たちは行くけど、あなたはどうするの?」

 

【人気コラム】18歳の日本人クリエイターが作る「Future Bass」がネットで話題!

 

シングルとして01年に発売されたこの曲を始めて聴いた時の事は今でも覚えている。

発売日に購入し、プレーヤーで再生した瞬間ジャケットを確認するほど、それまでの曲とは違っていたからだ。

間違いなく歌声はJENIのものなのに、それまでと違った一面を見せられてとても戸惑った。それと同時に、もっとこのバンドの曲を聴きたいと思った。シングルを聴いた瞬間から次のアルバムの発売日が待ち遠しくなってしまうほどだった。

それまでの攻撃的なビートから一変したこの曲に鳥肌が立った。切なすぎるメロディーにJENIのいつもと少し違う声が乗っていた。知っていたと思っていたのに、全然知らなかった一面を見せられて、ますます好きにさせられた曲だ。

 

この曲を聴いた時には「君がいない夏のバラード」ほどの驚きはなくなっていた。

しかし、聴けば聴くほど胸に迫る想いに切なくなった。歌詞に込められた想いが、まるで満ちていく波のように、心を静かに確実に満たしていった。まだ見ぬ、いつか出会うはずの最愛の人を思い浮かべながら聴いていた。

始めてJENIを聴いた時はパンクソングを声高に歌っていた。髪を振り乱し、拳を高くつき上げ、叫んでいた。

しかし、人間には様々な面が存在している。笑っている時だけではなく、泣いている時もあるはずだ。そういった様々な感情を知りながら、人は成長していくのだろうと、THE JENI JENIを聴いているとつくづく感じさせてくれる。CDをリリースするたびに、その成長を見せて聴かせてくれた。

 

幼い頃からピアノを始め、「梅光女学院高等学校音楽科」を経て「武蔵野音楽大学ピアノ科」入学といった経歴からも、幼い頃から様々な音楽に触れてきた事が伺える。その幅の広さこそがJENIの作る曲の大きな魅力となってい流のではないか。そして、いつも彼女は僕に期待以上のものを届けてくれる。

最後にそんな彼女の最新映像を紹介して、溢れんばかりのJENIへの思いを締めくくりたい。

 

【人気記事】これぞ読まぬして音楽ファンは何を読む?!スガシカオ New Albumのメイキング・レターズ