2016
12.31
Original PUNK mixed tape.

【BLOG】生き残った伝説のパンクロッカーのその後とは?

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12月17日より公開される映画「SAD VACATION」。

この映画は、パンク界に大いなる影響を与えた、シド・ヴィシャスと、シドの恋人だったナンシー・ローラ・スパンゲンの最後の日々を綴ったドキュメンタリー映画である。

 

 

二人の死については、今までに散々語りつくされてきた感もあるが、果たして今回公開される「SAD VACATION」において新しく判明する事実があるのだろうか?パンク好きだけではなくて、全ての音楽リスナーにとって楽しみな映画である事は間違いない。

そこで、今回はシド・ヴィシャスと共に同じ時代を駆け抜けた元メンバーのその後を紹介したいと思う。シド・ヴィシャスの命の時計は21歳で止まったままだ。しかし、セックス・ピストルズの生き残ったメンバー達の時計は今も進んでいる。

生き残った彼らは、シド亡き後に何を残したのだろうか?

 

まずは、ボーカリストのジョニー・ロットン

ピストルズを脱退後、彼はPublic Image Ltdを結成。それまでのパンクロッカーのイメージと違い、幅広いジャンルを取り入れた音楽を奏でている。その音楽はどこかユーモラスでありながら、内包されている毒牙で聴くものを虜にする。曲を聴けば、一人のパンクロッカーがアーティストへと成長していく過程を感じられる事だろう。

 

 

 

 

続いては、ギターのスティーヴ・ジョーンズ

彼は、ピストルズ解散後にプロフェッショナルズを結成。その後は、スタジオミュージシャンなどを経て、1987年には初のソロアルバムを発売する。

 

 

また、1995年にはガンズのダフ・マッケイガンやマット・ソーラム、デュラン・デュランのジョン・テイラーと共にニューロティック・アウトサイダーズを結成。

 

 

また、Xjapan のギタリストhideを中心に結成されたzilchにも参加している。

 

 

 

最後はドラムのポール・クック

彼もピストルズ解散後は、親友でもあるスティーヴ・ジョーンズと共にプロフェッショナルズを結成して活動していた。

 

 

しかし、1982年に解散するとジョーンズと離れチーフ・オブ・リリーフというバンドを結成して活動を行った。

 

 

その後、ピストルズは再結成した。

シドがいないピストルズに物足りなさを感じていた人も多いのではないだろうか?しかし、それでも再結成を果たした彼らは、やはりセックス・ピストルズだった。

セックス・ピストルズというバンドにおいて、良くも悪くもシド・ヴィシャスという男の存在は大きなものだった。また、彼の死後一つのムーブメントが終わったとも言える。同じバンドで演奏していたメンバー達は彼の死後、新たなステージへと旅立っていった。

シド・ヴィシャスが生きていればと妄想する人もいる事だろう。私も一音楽ファンとして、そんな在り得ない妄想をしてみる。

シド・ヴィシャスが生きていれば、ピストルズ解散後、時間の経過とともに彼はどのような音楽的成長を遂げていたのだろうか?どのような曲を歌っていたのだろうか?

そんな妄想をしてはみるが、しかし、いくら考えてもパンクロッカー以外の彼を想像する事が出来ない。彼の登場により、パンクロックムーブメントが起こった。ならば、彼の死によってそれが下火になるのも仕方ないのかもしれない。

 

シド・ヴィシャス。

彼は間違いなく世界最高に駄目でイカしたパンクロッカーだった。