2017
01.03
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【BLOG】ロカビリーの音楽的成長を振り返る。

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数ある音楽のジャンルの中で、ロカビリーというジャンルは特異なものがある。

ロカビリーの誕生は1950年代。それまで、黒人音楽の代表と言われていたブルースから生まれたロックンロールと白人音楽と言われていたヒルビリーやカントリーが融合して生まれたのがロカビリー。

それまで交わる事がないと思われていたものが融合した事により、それまでのジャンルにない新しさが誕生した。根深いとされている人種の壁を音楽が乗り越えて誕生したジャンルともいえる。

その後も、時代の流れと共に様々なジャンルの要素を取り入れ、進化していった。1980年の前半には、ネオロカビリーブームが起こり再び注目を集め、多くのロカビリーバンドが誕生した。

今回は、そんな進化し続けるジャンル、ロカビリーを奏でるバンドを紹介したいと思う。

 

まず、ロカビリーの産声とも言われる伝説のスター!エルビス・プレスリー

 

 

プレスリーの誕生によって、ロックンロールとロカビリーは市民権を得る事となった。

腰をくねらせながら歌う姿は当時の大人たちから非難をあびた。その非難をものともせず、彼の人気は高まっていった。音楽の力が人々の心に届く事を証明した。

また、音楽ジャンルにおいての開拓者となって、それ以後の音楽に多大な影響を与えたミュージシャンでもある。

 

時代は進み、1980年代になると、再びロカビリーが注目を集める。その現象をさして「ネオロカビリー」と呼ばれる事となった。そして、ネオロカビリーの代表ともいえるバンドが、ブライアンセッツァーを中心に結成されたストレイキャッツだ。

 

 

彼らの活躍によって再びロカビリーが多くの人から注目を集めて、評価されることとなった。激しい曲から優しくバラードまで幅広い楽曲も人気を集めた理由の一つである。今回、紹介した「I Won’t Stand In Your Way」のようなバラードでも、しっかりと聞かせる事が出来る懐が深いロカビリーバンドである。

また、ブライアンのギタリストとしてのテクニックやアレンジ能力も大きな魅力である。

 

そして、更に時代は進み1990年代に入ると新たなジャンルの要素を取り入れたロカビリーバンドが続々と登場してくる。その一つが「リヴィング・エンド

 

 

これまでのロカビリーになかったパンクミュージックの要素を取り入れた楽曲は聴くものを驚かせた。

また、その風貌からもパンクバンドと誤解される事もあるようだが、本人たちも数々のインタビューで語っているように、根底には多くのロカビリーバンドから受け継いだものが流れている。実際に、彼らの楽曲やアレンジに耳をすませば彼らの言葉にも納得できるはずだ。

 

最後に日本のロカビリーバンドを紹介したい。

MAGIC

日本を代表するロカビリーバンドである。

90年代の日本音楽シーンにおいて、ロカビリーが注目を集めた際には、その中心に存在していた。

 

 

 

残念ながら1999年に解散してしまっているが、彼らが残した楽曲は色褪せることなく、輝きを失う事はない。

男臭さを前面に出した硬派なイメージ通り、楽曲もストレートな骨太ロックンロールである。それでありながら、切ないメロディーは、人には見せられない男心の本音が込められていて胸を熱くする。

 

音楽には凄い力がある。音楽の力が人種の壁を越え、人と人をつなぐことがあるのだ。

それを証明したジャンルがロカビリーともいえる。音楽の力によって誕生したジャンルともいえるのだ。そんなロカビリーだからこそ、多くの人々を魅了しているのだろう。