2017
03.16
young handsome african american boy singing emotional with microphone isolated on white background, in motion gesturing smiling

【BLOG】声だけで勝負するグループ達を聴く

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今日のテーマはずばり「アカペラ」だ。声だけでサウンドを作り上げ、絶妙なハーモニーで聴くものを心地よい世界へと誘う。古代聖地より「真の音楽」と長らく評されたその表現方法は、今もなお聴けば不思議と独特な感触がある。今回は歌声だけで我々を魅了するグループ達に改めて耳を傾けてみよう。

 


Pentatonix


 

現在では日本でも当たり前ようにTVで見かけるようになった彼らが注目をあつめるようになったのはYOUTUBEへの動画投稿がきっかけだ。動画を配信する事によって、実力さえあれば誰でも自分の存在を世界にアピールする事が出来る。ミュージシャンにとっては本当にいい時代になったものだ。

それは同時に我々リスナーにとっても同じだ。動画サービスを利用すれば、まだ世に出ていない才能を発掘する事が出来る。自宅に居ながら、お金もかけずに自分の心を揺さぶるミュージシャンと出会えるのだから。

こう考えれば、CDが売れないと言われている昨今もミュージシャンにとって、いい時代になったと言えるのではないだろうか?彼らのハーモニーを聴いていると、そんな気持ちにさせられる。

 


Take 6


 

数々のグラミー賞を受賞している彼らの実力は聴いてわかる通り。彼らが歌うアメリカ国家はアメリカ国民でなくとも、聴き入ってしまう。間違いなく世界中のアカペラグループの中でもトップを走り続けているグループだ。

彼らの歌声は聴くものをここではないどこかへと導いていく。人の歌声にはこんなに偉大な力があるのかと考えさせられる人も多いだろう。出来れば一人きりの夜に、ヘッドフォンでいつもよりほんの少しだけ大きめの音量で聴いてほしい。きっとあなたの心に歌声が染み込んでくるはずだ。

 

 


Van Canto


 

聴けばわかる!この「何だか違うんじゃない?」感。要するに、彼らはアカペラでヘヴィメタルをやっている。ドラムだけは実際の楽器を使用しているが、それ以外のパートは全てアカペラで歌っている。

アカペラグループと聞いてイメージされるグループとは真逆の感じではあるが、その独特の世界観は聴いているうちにどんどん病み付きになる。ヘヴィメタルをアカペラで歌う、その発想自体が素晴らしい!

「いや、ヘヴィメタル演るなら楽器持てよ」

もし、そんな事を言うような人がいるなら、その人にはVan Cantoの曲だけを13時間聴かせ続けてみよう。13時間後には、その人の口から「ダバダバダバダバダバダバ」というフレーズが聞こえてくるようになるはずだ!

 

 

音楽には限界がない。様々な楽器がある中で、我々が持っている声もそれらに引けを取らない。彼らは、私たちの声が実は最高の楽器の一つだという事を当たり前ながらに教えてくれるように思う。

文 / しまだゆう