2017
07.09
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【pick up】J.I.Dのダーティーで歯切れのいいフロウを感じてくれ!

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ラップにはさまざまな種類のものがある。最近ではフレッシュなものも増えている。ポップス寄りやダンスミュージックのようなラップも聴いてて気持ちが良いが、たまにはスキルフルでダーティーなものも聴いてみてはどうだろうか?

少し社会から脱した、ワルな雰囲気もたまに聴くとクセになる。それだけではない。今回紹介するJ.I.Dは若手の中でも随一でJ. Coleも認めるほどのフロウセンスを持っており、聴き応えのあるスキルフルなラップが特徴だ。

そこにダーティーさが加われば・・・。説明もこの辺にして、早速J.I.Dの曲を聴いてもらおう。

 

 


音が少ないからこそ浮き上がるフロウのセンス


 

 

 

まず音を聴いて欲しい。非常に質素でありながらもダークな雰囲気が漂っている。さらに、この音にコレといった抑揚がない。

 

もちろん素晴らしくメロディーではあるのだが、単体で聴くともの足りなさを感じてしまうほどだ。そんな中でJ.I.Dのあちこちへ跳ねるようなフロウが絶妙なまでに抑揚を生み出し、質素なメロディーを曲に仕上げている。

 

さらに、メロディーの音が少ないことで疾走感がプラス。J.I.Dの軽やかなフロウと組み合わさることで、ダークなのに爽快感のあるサウンドへ昇華している。フロウセンスはもちろん、サウンドの中々素晴らしい。

 


若さがありながらもダーティーさが素晴らしい


 

 

 

J.I.Dの声を聴いて欲しい。耳の中にふわっと着地する尖すぎない高音。貫禄はないものの、これぞ若さかと言いたくなるほどフレッシュ。

 

だからこそ、ダーティーな雰囲気のメロディーでも、変に埋もれること無くハッキリと聴くことができる。さらに歌声にフレッシュさがあることで、サウンドが重たくなりすぎず、ダーティーな雰囲気なのにスルスルと耳の中に入ってくる軽さを調和させるているのも素晴らしい。

 

ただ、コレだけでは軽いラップソングとなってしまうので、Quentin Millerのラップでちゃっかり重たさも加えているのはさすがのバランス感覚だ。

 


今時な”ダーティーさ”を感じて欲しい


 

 

 

 

J.I.Dの曲の中で最も注目を集めたのが「NEVER」だ。この曲ではダーティーさとJ.I.Dのスキルフルなフロウなど全ての良さが凝縮されている。

 

さらに、ビートがスイッチしてからのフロウも見どころだ。歌っているような抑揚に、多彩なフロウ。一体どこまで楽しませてくれるんだとワクワクしてくる。

 

 


USAのルーキーの中でも随一のフロウセンス


 

J.I.Dの良さをわかってもらえただろうか。USAのルーキーの中でも随一のフロウセンスを持ち合わせ、ダーティーなビートを縦横無尽に駆けていく姿はたまらない。

もし気になったのならイーストアトランタ出身であるJ.I.Dのヒップホップを体感してくれ。

 

文  / 海金ヒロキ