2017
12.05
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【レポ】She, in the haze が神々しく狂熱させた、 12月2日渋谷SPACE ODDワンマン

ARTIST, BLOG, LIVE

文=荒木敦史
写真=木場ヨシヒト

冬。吐息の白。空に舞う雪の白。冷たくなった記憶の色、白。

白き狂気を身にまとったShe, in the hazeの “2nd EP 「Last forever」Release Tour FINAL”となるワンマンライブが12月2日渋谷SPACE ODDにて行われた。

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圧倒的な神々しい照明と、曲毎に変貌するリリカルな映像を背景に、 1st Mini Albumと2枚のEPに収録されている全12曲が息つく間もなく披露された。
ライブ開始直後から今までの「白い」SITHのイメージを覆すような、色彩にあふれるステージを前に観客のボルテージは上がっていく。しかし、ライブ終盤10曲目、新作EPのリード曲でもある「Last forever」が始まった瞬間に世界は一変する。空には雪が舞い、ステージ上は白1色の世界となる。オーディエンスは視界から色彩を奪われ、自らの色を己の内面に探すこととなる。

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yu-ki(Vo)はMCで言う。私たちは誰にも似ていない孤独なバンド、だと。
そしてそのバンドを選んだ観客に言う。あなた方は誰にも影響されず我が道を行く方々、だと。
SITHを前に観客は常に考え続ける、私たちはどこへ向かうのか、何色に染まっていくのか。

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ライブ中、yu-kiの右手は何度も私たちに向けて差し伸べられる。彼は何をつかもうとしているのか。私たちの進む方向をその手は差し示してくれているのだろうか。真っ白な冬のあの夜に、私たちはお互いの手を握り合っていたような気がする。凍える冬の白い夜に、その手が離れないように、私たちは彼らのサウンドを何度も心の中でリフレインさせる。