2018
04.10

【レポ】cali≠gari、活動休止直前公演で新曲を披露

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cali≠gariが、4月4日ディファ有明で「△15th Caliversary 2018 LAST GIGS『オヤスミナサイ—-。』」を開催した。2017年4月4日からスタートしたメジャーデビュー15周年を締め括るライヴであり、今年6月に閉じるディファ有明での最初で最後のライヴであり、予告されていた通りcali≠gari活動休止直前ライヴでもある。会場は満員御礼。この日のステージは、ドラムの中西祐二、キーボードの秦野猛行、サックスのyukarieという鉄壁のサポートメンバーを加えた構成でcali≠gariの音楽世界をより深く、より華やかに描いていく。また、変幻自在に色や形を変えるレーザーが楽曲の印象をより鮮やかに彩っていた。

 

 

闇と光を隔てる巨大なブラインドカーテン越し、一曲目を飾ったのは「とある仮想と」だった。“最後なら振り切って 今夜爆発しよう”。オープニングでそんなメッセージを放ちながらも、この日のセットリストは前半にミディアムなナンバーやアコースティックナンバーを置き、じわりじわりと熱を上げていく近年のcali≠gariでは稀な構成。ステージに設置されたソファに腰掛けた桜井青がかき鳴らすギターイントロで会場が沸いた「ママが僕を捨ててパパが僕をおかした日」、村井研次郎のベースソロから始まる「トカゲのロミオ」、鋭利な石井秀仁のヴォーカルが炸裂する「キル」という流れに放心する会場を見渡し、思わず桜井が「なんかもっと騒いで? 今年もうこれでおしまいなんですよ」と苦笑いを見せる。

 

 

しかしその後聴かせたのはシリアスなミディアムナンバー「キセキニイル」で、まったく一筋縄ではいかない。他にもセルフカヴァーミニアルバム『3』に収録された「君と僕」「空も笑ってる」や、アコースティックでじっくりと聴かせた「春の日」「腐った魚」、この日に発売したセルフカヴァーミニアルバム『4』からはジャズアレンジを施した「わずらい」が披露された。そして本編終盤は「マグロ」「トイレでGO!」「紅麗死異愛羅武勇」とアッパーチューンを畳み掛け、ボルテージが最高潮になったところで本編が終了した。

 

 

「ジュリ扇をご準備ください」という、桜井の影アナからスタートしたアンコールは、「コバルト」「マッキーナ」「ファニソン」など、告知された通りジュリ扇が乱舞するcali≠gariのダンスチューンが目白押し。ラストは“いつ死ぬかわからない人生、楽しんだもん勝ち”というメッセージが込められた桜井作詞作曲の新曲「ラストダンス」が初演奏された。そしてゆっくりと降ろされたブラインドにレーザーで書かれた“オヤスミナサイ—-。”の文字。鳴り止まない拍手と歓声に再びブラインドが開き、「オヤスミナサイ」を披露。しばしの別れを告げた。

 

 

この日のライヴをもって活動休止期間に入ったcali≠gari。昨年活動休止を決めた時には、メンバー全員が満身創痍でしばしの休養と治療が必要ということだったはずなのだが、すでに石井は自身のソロワークGOATBEDのツアーを開始しているし、桜井もメトロノームの写楽(vo)と共に新バンド・ヘクトウの結成を発表、村井もELLEGUNSのワンマン公演が決定していて、彼らに休養の文字は見当たらない。また、4月25日(水)に3月14日新宿LOFT、4月4日ディファ有明公演で発売したセルフカヴァーアルバム『3』『4』それぞれの良心盤、5月23日(水)にライヴDVD「Re:13 –The worst foe you meet would be always you yourself-0923日比谷野外大音楽堂」を発売とリリースも続き、しばらくは話題に事欠かない。桜井がMC中「活動休憩」と表現していたのを聞くと、すぐにでも戻ってくるような気もするが、休止期間は不明のままだ。休養とインプットと、それぞれがしっかりと充電をして活動再開してくれることを願う。

 

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