2018
04.21

【レポ】THE BEATNIKS、7年ぶり新アルバムの先行試聴会を開催

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高橋幸宏鈴木慶一のユニット、THE BEATNIKSの新アルバム「EXITENTIALIST A XIE XIE」のListening Partyがファンを招いて4月20日(金)に東京・渋谷区のSpotify JAPANにて開催された。5月9日にリリースされる同アルバムは「LAST TRAIN TO EXITOWN」以来、7年ぶり。この日は事前にSNSで応募を受付け当選した14組み28人のファンを招いたアルバムの先行試聴会。MCを務める國崎晋(前サウンド&レコーディングマガジン編集長)の呼び込みで、19:30過ぎに高橋幸宏と鈴木慶一のふたりが登場。
まずは本アルバムでいちばん最初に録音したという、3曲目に収められた「鼻持ちならないブルーのスカーフ、グレーの腕章」からListening Partyがスタート。
7年ぶりの新アルバム発表は、昨年5月に恵比寿で開催された「赤塚不二夫生誕80年記念・バカ田大学祭ライブ」に出演するにあたって新曲を2曲つくったのがきっかけ。この時のイベントで初めて披露されたのが、続いて流された「シェー・シェー・シェー・DA・DA・DA・Yeah・Yeah・Yeah・Ya・Ya・Ya」。ライブで演奏すると、オーディエンスを踊らせてしまう不思議な引力を持った曲だ。その後、「森、道、市場フェス(5月)」や8月のワールドハピネスでも披露され、新生THE BEATNIKSを象徴する楽曲になった。もっともアルバムでは、そこからアレンジも進化させているという。又、楽しい曲ではあるがモチベーションになったのは今の社会への”憤り”であったり”怒り”だそう。慶一も『歌詞には、色々と深読みし甲斐があるように作ってある』と話す。
続いては虹の輪と呼ばれるブロッケン現象をテーマにした「Brocken Spectre(M-04)」と、幸宏が録音時に泣きそうになって歌えなくなったという「Speckled Bandages(M-09)」の2曲が流され、各々の曲の歌詞についてのトークも交わされステージはしっとりとしたモードに。さらにトークはレコーディングにも触れ、幸宏と慶一がひとつのブースの中で別々の曲を録音するという仰天作業も明かされ、集まったファンも興味津々に耳を傾ける。
Listening Party最後の試聴はアルバム2曲目に収められた「I’ve Been Waiting For You」。幸宏のリクエストで入れられたニール・ヤングのカバー曲だ。ここで登場したのは日本コロムビア秘蔵のWカートリッジ搭載の巨大なアナログ・プレーヤー。アナログのカッティング直後にプレスされたマーキング盤で再生された音源は、ヒップでグラマラスな美しい音を奏でる。慶一も『ハイハット(シンバル)の音がいい潰れ方してる!』と絶賛。ここで1987年リリースのセカンド・アルバム「EXITENTIALIST A GO GO」と同じ構図とレイアウトを、現在のふたりで再現したアナログ盤のジャケットも公開し、ファンも大喜び。新アルバムの中から全6曲を先行試聴した60分のListening Partyは終了。最後に記念撮影タイムも設けられ、ロビーに設置された「シェー・シェー・シェー・DA・DA・DA~」MV撮影ブースに参加して、各々は帰途についた。この撮影ブースで撮影された「シェー・シェー・シェー・DA・DA・DAΩ~」振り付け動画は4/25まで応募を募集している。
THE BEATNIKSの新アルバム「EXITENTIALIST A XIE XIE」は5月9日にリリース、5月11日にはEX THEATER ROPPONGIでワンマン・ライブを開催する。
文=石角隆行