2018
05.06

クセになる次世代アコースティックロックNeighbour(ネイバー)

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ひとクセあるバンドサウンドがアメリカのバンド「コールド・ウォー・キッズ」と比較されることもある南半球オーストラリアのアコースティックロックバンド「ネイバー(Neighbour)」は、シンガーソングライターのライアン・ノイバウアー(Ryan Nebauer)によるプロジェクトだ。浮遊感と都会的なブルージーさのあるフォーキーな音が彼らの持ち味。時にソロで、時にバンド形態で、フレキシブルにライブハウスやアート系イベントなどで演奏活動を展開している。

現在デビューアルバムのリリースに向けレコーディングを進めているというネイバーは、今年2018年3月にシングル「Confidence」を発表したばかりだ。

 

 

このビデオにはボブ・ディランの「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」のミュージックビデオを連想させる歌詞カードが登場するが、ライアンはネイバーを始めるにあたり影響を受けた音楽として、2003年に謎の死を遂げたSSWエリオット・スミス、オーストラリア出身のSSWポール・デンプシー、同じくオーストラリア出身のサイケバンド「テーム・インパラ」のケビン・パーカー、そして孤高の吟遊詩人ジェフ・バックリィなどを挙げている。特にネイバーのソロバージョンの演奏には、これらのミュージシャンたちの影響が色濃く感じ取ることができるだろう。

また、4ピースのバンド形態ではアークティックモンキーズやコールド・ウォー・キッズ、バンパイア・ウィークエンド、メトリックなどを通過してきた彼らによる、ロックからフォーク、ポップ、エレクトロニカまで都会的で多彩なサウンドを楽しむことができる。ネイバーによるアークティックモンキーズの「Do I wanna know」のアコースティックカバーの完成度の高さからは、オルタナティブミュージックへの愛の深さを感じ取れるはずだ。

 

 

首謀者ライアンの姓である「Nebauer」はドイツ系で、執筆現在、まだミュージシャンとしてのネイバーの情報が少ないため正しい発音が定かではないが、ドイツ語読みならノイバウアー、英語読みならニューバーが音として近いはずだ。いずれにしてもバンド名のネイバーは、首謀者のライアンの苗字の響きを連想させる。

ご近所、というバンド名の通り、ほんのりハスキーながらブルージーで甘すぎないライアンの歌声とユニークなメロディーが相まって、耳に心地良いフレンドリーなサウンドを届けてくれる。歌声の豊かさもさることながら、個性的でソフィスティケイトされた楽曲を生み出す感性、ギターから鍵盤までを弾きこなし溢れ出るカリスマ性といったライアンの多才さも注目に値するだろう。

 

 

FacebookページInstagram以外でのメディア露出の多くない彼らだが、オーケストラとの共演や国内各地でのライブの様子からは急成長中のアーティストであることが伺え、オーストラリアのラジオ局などからは既に注目バンドの1つに数えられている。

現在制作中というアルバムの発売日が気になるところだが、新情報を楽しみに待ちたい。

 

文=水田真梨

 

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