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【INTERVIEW】秘密のミーニーズ、空白の3年間がもたらした“ゆらぎ”を前に語るもの。

テン年代もクライマックスを迎えようとしている2017年9月13日、若手サイケ・フォーク・バンド「秘密のミーニーズ」が、デビュー作にして“最高傑作”との呼び声高いフルアルバム「イッツ・ノー・シークレット」を遂にリリースする。 12弦ギターやペダルスティール、そしてオープンハーモニー。CSN&Yなどウエストコート・ロックへの最上級の敬意を表しての1stEP「おはなフェスタ」を経ての今作「イッツ・ノー・シークレット」は、リズムセクションやハーモニー、構成や歌詞の力配分、生々しさまでも複雑に絡めながらも、それをシンプルに楽しませてくれたことがとにかく嬉しかった。今回のインタビューでは、本作品についてはもちろんのこと、2014年のフジロック・ルーキー以降、これほどのバンドが何故影を潜めていたのかという疑問についてもたっぷりと語っていただいている。 戦争を知らない僕らの時代のサイケやフォークも、今懸命に生きる僕らのドアを確実にノックしている。いつ何が起きてもおかしく無い今日、この傑作の誕生を祝おう。 取材 ・文・写真 / 田中 サユカ 写真 / 渡辺たもつ(Vocal,Chorus,Guitar,Banjo,Pedal Steel,Mandolin) 菅野みち子(Vocal,Chorus,Guitar) ——前作から3年という月日が経ちましたが、色々とあったそうですね。 渡辺 そうですね。本来だったら月2回くらいでレコーディングができればよかったんですけど、レコーディングを始めた直後に自分が新潟に転勤することが決まって、新幹線代の捻出等に苦労してなかなかできなかったですね、それにベース(相本)も転勤になったり、プライベート面で色々重なった。 ——それは2015年のことですか? 渡辺 そうですね。でもそれもCDを作り始めてからのことで、それまでもメンバーが辞めたりして、一悶着あった。曲は出来ていたので、そういった諸々の事情がなければもっと早く出せていましたね。 ——存続するかしないか、にまで? 菅野 (渡辺)たもつさんが新潟に転勤になるくらいの時にありましたね。 渡辺 そうだね。それにもう一人のヴォーカル(淡路)のプライベートの関係で、これまで弾いていたベースを辞めてヴォーカルに専念することになった。彼が辞めちゃうと3声コーラスでなくなる。2声では立ち行かれない。 ——(秘密の)ミーニーズといえば3声っていうイメージですからね。 渡辺 自分たちが勝手に思っているだけかもしれないですけどね(笑)。それに淡路はメインボーカルでもあるので、後任を入れるのも難しい。どうするかな…と悩みましたね。 ——3年という時間はシーンもめまぐるしく変わっていくし、そんな中で個人の心境にも変化があったのではありませんか? 渡辺 これはお恥ずかしい話なんですけど、2014年にフジロックの“ROOKIE A GO GO”という大舞台に立てた時、これを足がかりにして飛躍していくつもりが、なかなか思うように発展できなかった。僕たちはフジロックが目標でもあったし、一度はシーンに認められたという感覚がスルッと抜けていって、メンバーのモチベーションをどこに持っていっていいかがわからなくなりました。地道に続けて行くのも良いと思うんですけど、そういったところでも意識のズレが生じたんです。 菅野 それでドラムの子も劇的にモチベーションが下がってしまって、そういう雰囲気が練習にも出てしまった。結局ドラムの子は辞めてしまって、新しくベース(相本)とドラム(高橋)が入ったんです。 渡辺 彼のラストが2014年の10月にあった池袋のライブ。その後すぐに新しいドラム(高橋)が入ってくれた。彼は慶応大学の「でらしね音楽企画」っていう、60、70年代ロック中心のサークルでドラムを叩いていて、共通の知り合いを通して知り合ったんですよね。すごく良いドラムを叩くヤツで、思い切って声をかけてみたら、思ったよりもずっとミーニーズの音にマッチした。 渡辺 というのも、前のドラムは技術的にも多才なヤツだったので、内心は「前のようにはならないだろうな」と心配もあったんですけど、(彼のドラムで)また全然違う方向性を見いだすことができた。アイツ(高橋)がいなかったらバンドの存続は難しかっただろうな、というくらい助けられました。 菅野 以前はパワフルでロックテイストだったかな、と思うんですけど、彼(高橋)はすごく柔軟性があるというか… 渡辺 (高橋は)すごく歌に寄り添うプレイをしてくれる。特に 菅野の作る曲に合うドラムを叩いてくれるよね。以前はまとまらなくてお蔵入りする曲も多かったんですけど、今はそのままライブで演れるところまで持っていけることが多くなった。それはベースの相本に関しても同じで、だから、みっちゃん(菅野)の作る曲に関しては、結構相本・高橋両氏に助けられている部分があるんじゃないかな。 ——「イッツ・ノー・シークレット」は、その新メンバーが加わって初のアルバムということでもありますね。今作の特徴としては、リズムセクションの幅広さは外せないと思うのですが、ゲストも招いたと? 渡辺 そうですね。今回はキーボードとパーカッションでお招きしました。パーカッションを演ってくれたのは僕の古い友人(高田慎平)で、ASA-CHANGにパーカッション(タブラ)を習ったり、リズム楽器にすごく造詣の深い人。彼に入ってもらったら面白くなるんじゃないかと思ってお願いしましたね。 キーボードの藤木(晃史)くんは、以前ライブで誘ってくれたバンド(芝居小屋)のピアニストで、彼の弾くピアノが好きだったし、昔の西海岸のロックってピアノが入ることが多い。そういう憧れもあって彼に弾いてもらいました。 ——前作はその西海岸のテイスト、つまり皆さんの憧れやそれによって培ってきたものを完全密封された作品、が逆に新鮮に映りました。今作は自分たちのバンドの表現作品として、整理して緻密に組み立てられた完全なるオリジナル作品だと感じましたね。1stアルバムにして、またバンドの代表作として説得力のある作品だと思いました。 渡辺 そうですね。前作は西海岸っていうフォーマットがあって、その手習いの範疇を大きく超えるものではなかったかもしれない。こういう音楽をあんまりやっている人がいなかったこともあって、コンセプトが優先されていたこともあった。 今回は菅野の作る曲が増えたから、手習い的なところを大きく広げることができた。菅野のヴォーカルも4曲。僕らはコンセプトありきで考えちゃう節があるけど、菅野はちゃんと自分の曲を書くシンガーソングライターなので、菅野の力に随分助けられましたね。 菅野 このバンドに入って、60〜70年代の音楽の影響を自然と受けるようになって、作る曲もみんなの好みに合うような曲を書くようになりました。歌っている声もちょっと渋めになってきたのかな。自分でも気づかないうちにそういう変化がありましたね。 ——今作の菅野さんのヴォーカルの引き出しが増えたのにもびっくりしますよね。無意識に変わっていったと言うけれど、自在に使い分けている? 菅野 Fairport Conventionとかをみんなで色々とカバーした時に、自然と影響されているのかな。 渡辺 今思えば、これまで菅野も窮屈だったと思うんですよね。知らずのうちに僕らが「こうあるべきだ」と言うところに押し込めようとしていた。でも菅野は自分のカラーを持っているから、菅野が僕らに合わせてくれていたんだと思うんです。さっきのFairport Conventionとかも、そう言うところからも自分の色として取り入れようとしてくれていたんですよね。 渡辺 だんだん僕らの視野も広がっていって、ガッチガチの60~70年代よりは、例えばWILCOとかの2000年代オルタナカントリーも青木さんの紹介で聴くようになった。お互いのストライクゾーンがやっとうまく混ざり合ってきたんじゃないですかね。 ——音楽的にしっかりと打ち解けたんですね。本来のスタート地点に立てた。 渡辺 それに、新しいメンバー(高橋と相本)は年下なので、菅野はイメージを伝えやすくなったんじゃないかな。前はみんな同期だし、すごく菅野は遠慮していた気がする。だから人間関係的にもより打ち解けた気がしますね。 菅野 (バンドを始めて)もう5年くらい経つんだね。確かに最初はお互いに言い合えない感じもあったんですけど、音楽関係のことに関してはあまり気にせず言えるようになりましたね。 ——良いチームですよね。そして本当に素敵なリーダーだ。 渡辺 メンバーが増えたから一歩引かないとアンサンブルが過剰になっちゃうところある。それでみんな一歩引くことを覚えたね。昔はクリームのインプロ合戦みたいにガンガン演っていたけどね(笑)。 菅野 そうだね、みんながそれぞれバンドの一部として考えるようになったのかもね。足し算というよりは引き算ができるようになったね。 一同笑 渡辺 クリームのメンバーも解散後はエゴを剥き出しの時期を経て溶け込むのが楽しいっていう時期を迎える。そう考えると僕らもある意味ロックの歴史を辿っているのかな(笑)。 ——今まさに話題に出たクリームなどの60-70年代のロックファンには馴染み深いであろう、インプロビゼーションが今回はインストとして3曲も収録されていますね。作品として収録するのはバンドとしても初めての試みですね。 …

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日食なつこ「あのデパート」MV、感涙の大反響

ピアノ弾き語りアーティスト日食なつこが先日公開した「あのデパート」のMV。 彼女の出身地である岩手県・花巻市にある有名百貨店の“マルカン百貨店※”が43年の歴史に幕を閉じたタイミング発表となった。 日食なつこ自身の思い入れも強く、なくなってしまう前に何とか“マルカン百貨店”という存在を残したいという想いからMV撮影に至ったという。 その「あのデパート」のMVが公開から1ヶ月を過ぎ、全国から感動の声が届いているという。 YouTubeには下記のようなコメントが寄せられている。 「母と泣きながら見てました; 見るほどに染みます… 素晴らしい曲をありがとうございます」 「聴きながら、PV見たら涙が止まりません。 思い出を詩と映像に残してくれて、ありがとう!」 「マルカンありがとう。 そしてみんなの思いを代弁してくれた日食さんにも感謝です。」 「ひどく大切なモノが有ったようで、 そんなたいそうなモノは無いのだけど、子供用の器にラーメンを移す母の表情と、上手く割り箸を割れずに泣きだした幼い頃の自分、他愛も無い記憶ばかりが溢れてる場所でした。」 ※マルカン百貨店 岩手県花巻市の中心地に43年に渡って営業を続けたデパート。 レトロな内装や箸で食べる10段巻ソフトクリームを出す大食堂で有名な、地元民なら誰もが足を運んだ場所。 老朽化による耐震問題で2016年6月7日に惜しまれつつ閉店となった。 マルカン百貨店HP http://www.marukan-group.jp/shop/department.html

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突如現れた謎のバンド Nulbarich(ナルバリッチ)、6.22デビュー

今、あるバンドが日本の音楽シーンに新たな才能の登場として、各方面から大きな注目を集めている。 突如シーンに登場した謎多きバンド。ソウル、アシッド・ジャズなどをマナーに唯一無二のグルーヴを奏でるポップ・ロック・バンド“Nulbarich(ナルバリッチ)”。 6月22日に発売されるシングル『Hometown』のリリース前に、18日に行われたYATSUI FESTIVAL! 2016に出演し、駆け付けた耳早リスナーの前で、『Hometown』に収録されている「Hometown」、「Fallin’」など計6曲を披露し、大盛況のうちに終幕した。 7月には、韻シストBANDとの対バン・イベントが決定する等、各方面からイベントオファーが殺到中のNulbarich。全国各地にその名を轟かせるのも時間の問題で、2016年最も注目を集める新人になるといっても過言ではない彼らの動向にぜひ注目してもらいたい。 【リリース情報】 タワーレコード限定シングル『Hometown』 リリース日:6/22 価格:¥1,000(税別) ライヴ情報等はこちらから Nulbarich オフィシャルサイト http://nulbarich.com/

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第88回アカデミー作曲賞を受賞!エンニオ・モリコーネという巨匠

第88回アカデミー賞で大きく報道されたのは2つだろう。レオナルド・ディカプリオが主演男優賞をとった。「ギルバート・グレイプ」で助演男優賞にノミネートされたのが1993年。日本のレオ様ファンも喜んだはずだ。もうひとつは「マッドマックス」の6冠。何度も映画館へ足を運んだ人がいるぐらい「マッドマックス」にハマった人たちがいる。作品賞をもらってもおかしくなかった。しかし、もっと賞賛されていい作品がある。「ヘイトフル・エイト」だ。第73回ゴールデングローブ賞、第69回英国アカデミー賞、そして第88回アカデミー賞のすべてで作曲賞を受賞した。作曲家の名前はエンニオ・モリコーネ。 THE HATEFUL EIGHT – Official Teaser Trailer https://www.youtube.com/watch?v=gnRbXn4-Yis 「ヘイトフル・エイト」でメガホンをとったのはクエンティン・タランティーノ監督だ。言わずと知れた映画オタク(シネフィル)である。監督自身もそれを認めている。「ヘイトフル・エイト」の内容を一言で表現するなら西部劇だ。タランティーノ監督らしい題材を選んでいる。前作「ジャンゴ 繋がれざる者」も西部劇だった。 A Fistful of Dollars Official Trailer #1 – Clint Eastwood Movie (1964) HD アメリカの西部劇では善と悪がハッキリと分かれている。それは今もハリウッド映画の底辺に流れているはずだ。具体例を挙げるまでもなく、アメリカ先住民や黒色人種が悪で、白色人種が善の映画は腐るほどある。悪役は善にはなれない…いや、悪のままでいなくてはならないのが掟のようにあった。「ジャンゴ 繋がれざる者」でタランティーノ監督は、それを見事に裏切っている。 巨匠モリコーネとの仕事にタランティーノ感激!『ヘイトフル・エイト』特別映像 「ヘイトフル・エイト」で作曲をしたエンニオ・モリコーネはイタリアの巨匠である。映画界で名前が知られたのはスパゲッティ・ウェスタン(イタリアのウエスタン映画)だ。「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」などの音楽で有名になった。シネフィルのタランティーノ監督が「ヘイトフル・エイト」の作曲をエンニオ・モリコーネに依頼したのは自然に感じる。そして、それは大成功を収めた。 映画「ニュー・シネマ・パラダイス完全オリジナル版」日本版劇場予告 エンニオ・モリコーネが曲を提供した映画は幅広い。マルキ・ド・サド原作で、ピエル・パオロ・パゾリーニが監督をしたカルト映画「ソドムの市」、ギャング映画の大傑作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」、映画愛に満ちた名作「ニュー・シネマ・パラダイス」など、まるで共通点がない。エンニオ・モリコーネの曲は優しく、時に大胆な展開をする。全作品に言えることはひとつだろう。決して音楽が映像のジャマをしない。映画を見終わった観客が家路についても、それぞれの耳にそっと残るようなメロディをつくる。 明確な善と悪はこの世に存在しない。エンニオ・モリコーネの映画音楽はそんな当たり前のことを具象化している。これまでエンニオ・モリコーネが作曲した音楽たちに最大の賛辞を、そして、アカデミー賞受賞に心からスタンディングオベーションを送る。

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6年ぶりのアルバム『K 2.0』 クーラ・シェイカーの挑戦状

クーラシェイカーはデビュー・アルバム『K』でイギリスのアルバム・チャート1位を取った。華々しい登場だ。ギターボーカル&のクリスピアン・ミルズがルックス、家系も含めて人気の原因だったこともある。ただ、その後の売れ行きは今ひとつだった。 Kula Shaker – Infinite Sun 2016年、2月末に新譜が発売される。タイトルは『K 2.0』。収録されている「Infinite Sun」のミュージックビデオを、クーラシェイカーは出してきた。イギリスの、しかもロンドン出身のバンドとは考えられない。イントロからインドに影響された『K』をさらに進めたような音が鳴っている。これが彼らの『K 2.0』なのだろう。 Kula Shaker – Tattva デビュー・アルバムからインド音楽への傾倒は濃かった。ビートルズやローリング・ストーンズとの大きな違いは、音の取り込み方だ。クーラシェイカーは良い意味で言えば「そのままの生食」を混ぜ込んでいた。食べた瞬間にインド料理と分かるような感じだ。ビートルズなどはスパイスとして利用した。隠し味ではない。ハッキリと風味は口に残る。しかし、もっと複雑な口当たりがした。それがセンスと呼ぶなら、それで終わりだ。 Kula Shaker – Hey Dude 「Hey Dude」。デビュー・アルバムは、この曲から始まる。1996年、シングルカットされた。全英2位である。アメリカではスマッシュ・ヒット程度の扱いだ。「1発屋」という言葉がある。音楽シーンにも数々の「1発屋」がいた。ほとんどがシングル曲の「1発屋」だ。時代のせいもある。昔はシングル曲がメインの音楽界だった。クーラシェイカーのイメージとしてアルバム「K」だけの「1発屋」。その印象は拭い取れないだろう。 Kula Shaker – Hush もう1曲、全英2位を取ったシングル曲がある。カバー曲だ。元はジョー・サウスの曲だった。日本では、ディープ・パープルのカバー曲の方が有名かもしれない。「Hush」だ。センスの話をしよう。カバー曲のカッコ良さならディープ・パープルよりクーラシェイカーの上だ。インドの味はしない。正統派である。クーラシェイカーは実力派だった。あまりにも過小評価されていないだろうかと、そんな気がしてならない。 1996年のデビュー・アルバム『K』。2016年に発売される『K 2.0』。「Infinite Sun」を聴く限り、こんなことを感じる。 進化ではない。深化だ。 デビューから20年が経った。あえて、『K 2.0』というタイトルを付けたことは、クーラシェイカーとしてリスナーへの挑戦かもしれない。「ほら、聴いてみなよ」とクリスピアン・ミルズが語りかけているようだ。

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【INTERVIEW】アブナイSSW北村早樹子「愛って言葉がいけないんです。」

北村早樹子の作品を初めて聞いた時、真っ先に戸川純さんの「蛹化(ムシ)の女」を思い出して喜んだ。そして彼女の新作『わたしのライオン』を始めて聞いた時、真っ先に「遂に目に見えるカタチになったぞ!」と喜んだ。本作は誰が聞いてもまず音が決定的に違う。レトロな構造を崩さずに音の透明感をそして厚みをプラスした難技には拍手を送る他ない。それにより浮き彫りにされるエロス。このエロスの定義が時代によって移りゆく中で「今」を皮肉るような質感こそが彼女の無意識な秘技であり、それらは「女性の悪と性が正常に納められた魅惑の現実」とも言えようか。 インタビューでの彼女はお馴染み「アウト×デラックス(フジ系列テレビ番組)」どおりの「変わった雰囲気」調でゆっくりと語ってくれたのだが、その眼差しは作品どおりの「シミだらけの人生」調に静かに現在を見据えていた。そして、興奮すると可愛い。 彼女をまだ「異色」で片付けるか?僕はそうは思わない。大多数を占める女子に潜む悪と性をデザインするマルチ女子クリエイター、そう映っている。 ▷大阪にお住まいで? 北村 いえ…もうこう、こっちに住んで7年目とかです。関西弁が抜けないだけで。 ▷どうですか?大阪と東京って。 北村 もう全然!東京の方が馴染んでるというか…。東京大好きなので、むしろ大阪は帰りたくもないみたいな感じなので(笑)。 ▷(笑)どうですか? 北村 やっぱりね、人の感じとかが全然違う。 ▷大阪の方とお話しする機会があったんですけれど、東京ではみんなが信号を守っていてびっくりするって。 北村 そうそう、そうですね。大阪人は反対側の信号がピカピカしてるときは行ってもいいっていうことになっていて。本当は良くないんですけど(笑)。 ▷今日は、アルバムについてのお話しと北村さんについてのお話を少し伺いたいと思っています。 北村 よろしくお願いします。 ▷まずはおめでとうございます! 北村 ありがとうございます。 ▷10周年にリリースされた『グレイテスト・ヒッツ』以来ですよね。 北村 いつもはソロだから自分の采配のみで作っていたんですけど、今回はプロデューサーさんがいて、その方に編曲ごとお任せするっていう形だったので、人と何かをしっかり作るっていうのを初めてやったので… ▷難しかった、ですか? 北村 いや、それがレコーディングもすっごく楽しかったです。一人でやっていると、どうしても自分で自分を追い詰めてしまっている感じなんですけど、プロデューサーがいることによって「ああして・こうして」って言われるのに乗っかっていけば良い感じだったので、すごく楽しくレコーディングできましたね。 ▷まず、音が格段にクリアになった印象を受けたのですが。サウンドプロデューサーが中村宗一郎さんですね。 北村 最初は「すごく気難しいオッサンだろう」と思ってビビっていたんですけど、いざご一緒してみると、本当に「面倒見のいいオッサン」って感じでお世話になっておりますね、いろんな面で。 ▷北村さんの楽曲っていうとまずは“個性的な歌詞”だと思うんですけど、音質がクリアになった分、音数が増えても歌詞が入ってくる、入ってくる!一曲目が「本日の悲報」。出だしが「日本でいちばん臭いらしい…」。かなり衝撃的です。 北村 いきなりそれですもんね(笑)。 ▷しかも三拍子ってわりとポップでは扱われないようなリズム。でも北村さんは躊躇なくよく使いこなされていますよね。 北村 私、好きなんですよ、三拍子。四拍子よりも三拍子の方が出て来やすいんです。「ずんちゃっちゃ、ずんちゃっちゃ…」みたいなノリが好きなのか、私の曲にはわりと曲が多い。 ▷アルバムタイトルもすごい。『わたしのライオン』は曲にもありますが、曲から作れらたのですか? 北村 はい。「わたしのライオン」っていう曲がそのままアルバムタイトルになりました。 ▷リード曲になるわけですが、これもかなり歌詞が…スゴくないですか? 北村 ちょっとエロいというか… ▷エロいって言うか…エロい、ですよね(笑)。 北村 そうなんですよ(笑)。 ▷すごいですよね。「ようこそ待っていました 狭いところですけど…」って。例えばこれをカヴァーで歌える人がいたら紹介してほしいくらい。誰も歌いこなせないでしょう? 北村 なんですか、それ(笑)!誰でも歌えませんか? ▷この世界を表現できる人ってなかなかいないでしょう。 北村 ヤラしい歌ですよねえ、本当に! ▷別の方が歌ったら、変にいやらしくなったり奇をてらう感じになったりしちゃう。これは北村さんの天性としか言いようがないから、ちょっとズルい!なんて(笑)。 北村 私はおっぱいも全然ないんですけど、エロさみたいなのが人より少ないからちょっとギョッとするくらいのことを言っても許してもらえているんちゃうかな?って。多分、本当にグラマラスでヤラしい感じの人がエロいヴォイスで歌うと、ちょっとやりすぎな感じになるかもしれないんですけど、私は残念ながらあんまりないんで、なんとか許してもらえているんだと思います。もう三十路なんですけど(笑)。 ▷いやね、私はこれが北村さんの最強の武器の一つなんじゃないかって思っているんですよ。例えば私はこの作品を通して「エロスとは何か」と考えるわけですよね。或いは「色気とは何か」。叶姉妹のように直接的なものだけがエロスじゃない。誰が操作するのか、そうなりがちですけどもね。このサウンドになってから余計に北村さんの考えるエロスが浮き出てきた。 北村 あら! ▷それに加えて最小限のノイズやエレキの男臭さや汚さで“エロ”がさらに引き立つんですよ。これを読んでから作品を聴いてくれた方は「エロくねえじゃん!」っていう人もいるかもしれない。でも、きっと頷く方も多いと思うんですよね。 北村 私は意外とエロスとは無縁の人間と思われがち。それこそ「アウト×デラックス」という番組を観た人が「バツイチなんです〜」っていう私の発言に対して「絶対バツイチなワケないだろ〜!コイツ処女だろ〜!」ってつぶやかれたりしていて。 北村 それを見て「処女って思われるんや〜あ…。」みたいな感じがあったんです。「普通に30代女子が起きるくらいの…それくらいのことはやってるぜ?」みたいな(笑)。そんなに経験豊富なワケじゃないですけど、(私の作品は)女の人なら誰しも思うようなことなんじゃないかって。 ▷むしろ女性の世界をそんなに知らない男性がそういうのかも!あんまり良い例えが思いつかないんですけれど…例えばE-Girlsみたいな女子はほんの極一部で、大多数は“ただの女子”。男子がゲームやスニーカーに対し夢中になるように、女子も何かに夢中になったりするわけで。因みに、いちばんお気に入りの曲はどれですか? 北村 やっぱりリード曲になった「わたしのライオン」。こういうアレンジになって、すごく気に入っていますね。あとは、森下くるみさんが歌詞を書いてくださった「みずいろ」っていう曲があるんですけど、自分では書けないような言葉。くるみさんはわたしのパーソナルな部分をわかってくださっている方なので、すごく当て書きをしてくださっていて…「泣いちゃう!」みたいな。 この「いろんなことがあったけどもね この染みだらけの 人生がとても だいすき」ってい言うところがすごくないですか? ▷うん…ああ、いいですね!染みだらけの人生。ぐっときますね。 北村 みなさん自分に当てはまる方もいらっしゃると思いますね。 ▷森下くるみさんは北村さんのお友達ですか? 北村  くるみさんの『すべては「裸になる」から始まって』という本を読んですごく感動して、ファンになったんです。 3年くらい前に私が出た映画と同時上映されていたのが森下くるみさんが脚本を手がけた映画で、その時に配給の人に「ファンなんで、チョット紹介してもらえませんかね?」とかいって近寄って(笑)。 北村 当時は家が近所だった時もあったのでくるみさんが「遊ぼうよ!」って言ってくださったんです。そこから色々ご飯を食べに行ったり家にお邪魔したりして仲良くさせていただいています。だから私の卑屈な部分や暗い部分をわかってくださっているので、良い曲を書いていただけたんだと思います。 ▷では、今回北村さんが作詞をオファーされたんですか? 北村 そうですね。多分作詞をお願いしたのは初めてだと思いますね。そういうことを誰かに…。 ▷そうですよね。北村さんといえばシンガーソングライター。それから劇団もされていますよね。 北村 いえ、客演で呼んでいただいてちょっと出していただいてる程度ですけど。お芝居はご覧になりませんか? …

Artist Interview

Walkings初メディア「俺らにまつわるロックとかブルースとか」

何かの表紙である種のサウンドが跳ねると一月もしないうちにその手の音が”唯一無二”曰く市場へ溢れかえるような気がしてしまう。まるでそれが今の“正解”だと洗脳させるかのように。そう感じているのは恐らく私だけではないはず。それが果たして如何なものかはともかくとして、少なくとも“アーティスト”には“アートを創造する人”らしく、どうかしっかりと覚醒していてほしいと願う。 Walkingsは音楽シーンのホープでいながら芯を崩さないグルーヴを守れるスリーピースだ。そしてちょっとした”はっぴいえんどブーム”である昨今、誤解を恐れず言うならば”ここではないどこか”を探るスピリットや生きたロックの解釈の仕方について最もはっぴいえんどを継承していると言えるのではないかとも感じる。そんな彼らの初メディア登場ではバンドの音楽感についてどっぷりと語っていただいた。読めばわかるがとにかく“ロック”&“ロール”で、2次会まで縺れ込む盛り上がりぶりであった。本当にありがとう!しかしながらロックすぎて固有名詞達はまたしても問題形式処理の有様。しかし何はともあれ、Walkingsのような腕の確かなバンドこそナマで聴くべきであろうし何より他では絶対に読めないものになった。答えあわせがてら一度は必ずライヴへ足を運ぼう!と個人的にもすすめておきたい。 高田 風(Vo.Gt.) / 吉田 隼人(Ba.) / 井上 拓人(Dr.) photo / Mami Otsuki 井上 ブルース根本はジャンルではない。 高田 ブルースとは“精神”? 井上 それもダセーんだけど! 高田 だって、ブルースってジャンルじゃねーの? 井上 ジャンルだけど。初期のデルタブルースはただの12小節でもない。うーん。やっぱリズムでしょう。 吉田 ブルースの話マジで参加できねー。 高田 別に古いもんをやりたいわけじゃないからな、俺たち。ただ「かっけエ」って思うものが60年代後半とかだったりする。 吉田 結成は確か2012年の2月だったと思う。で、井上が1年後くらい。 井上 そもそもこの2人は高校の時からバンドやってたんですよ。僕はずっと2人のことを知ってたんですけど。 吉田 ネット越しでずっと俺らのことを見てたらしい。 井上 そうそう。ネット越しで。高校生のバンド大会みたいな「ストファイ」っていうのがあって、所詮高校生バンドなんで取るに足らないやつばっかだったんですけど、その中でダントツ「やばいぜ!」って。Aしか弾かないめっちゃロック。 一同笑 井上 僕らくらいの世代の音楽好きは例えば僕らより年上の世代はその年代にクリーンヒットしちゃうヒーローみたいなアイコンは絶対いると思うんだけど、僕らの世代はそういうアイコンが途絶えてるんで、いくらでも情報があふれてるから、いくらでも自分のセンサーに触れた音楽を集められる。だからみんな共通して好きなアイコンがいるってことはあんまない。 高田 そうだね。僕もそんなに好きな音楽は共通してないもんね。ジミヘン(ジミ・ヘンドリクス)は共通してるけど。 井上 誰でも絶対とおってるだろうっていうところはあるけど。 高田 うん。あとビートルズ。オレ達の親父世代がたぶんドンピシャだったんですよ。その影響を受けてる息子達が多いんじゃないかな。 吉田 俺の親父はエイベックスしか聴かないから。 爆笑 井上 本当に好きっていう人はいなくない?まあ、知ってる程度でどっぷりっていう人はあったことないな。 高田 まあ確かにビートルズだって、好きって言ってもたいして曲知らない人は多いね。どの歌がビートルズのパクリだとか全然気づかない人は多い。まあ、その辺はわからないですけど。 今年のフジロック・ルーキーのラインナップみてもポップ全盛期という印象でしたがその中でも異彩を放っている存在ではありませんでした? 高田 超アウェーでしたね。でも、みんながやってることと違うことをやれてると思えたんで嬉しかったです それで、Walkingsご自身の音づくりに関しても伺いたいのですが、1枚目よりも出すに連れてだいぶソリッドな方向に向かってないですか? 高田 全部一発録りなんすよ。 吉田 あれは井上の家で録ったんですよ。で、井上が編集して… 井上 そう。めっちゃ田舎に住んでるんですよ。埼玉の春日部ってところなんですけど、機材とかドラムとかあって。別に防音とかしてないんですけど、まわり田んぼしかないんで。あのソリッドな音は素人のミキシングの賜物というか。以前の音源は完全にプロの音なんです(笑)。ただそれしかできなかっただけなんです。 高田 (ジャケワークは)水彩絵具で俺が描いたんですよ。で、ああいう曲を書き出したのはNYCに行ってからなんすよ。最初はライヴハウスとか行ってたんですけど全然ピンとこなくて。なんた東京とあんまり変わらない感じがしたんすよ。ライヴハウス事情というか。「これ、あれのパクリだな〜」とか。ジャズとかゴスペル観に行ったほうが全然面白かったですね。 井上 もともとジャズとか全然聴いてなかったからNYCから帰ってきて「ゴスペルとジャズ、めちゃめちゃ聴いてきた!」とか言ってそういう曲とか書き出したんですけど理論的なことはあんまり学んでないから「コードとかよくわかんねー」とか言って…(笑)! 高田 最近はもう…飽きました(笑)。 井上 一瞬寄り道したけど、また戻った。 高田 「NIVEA」とかそんな感じで、〈一人でぐーだら…〉の所はめっちゃ三重奏でいきたかったんだよね。本当は。 吉田 今ならできんじゃね? 初期の頃のほうがエレキ初期のブルースロック感がでてましたよね。 井上 そう。思ったのが、入る前からこのバンドのことは勝手にチェックしてて、紆余曲折経て2012年くらいに「イッキーサンプス」って名前でトリオになってたんですよ。「まだやってんだなー」って見てて。リズムが自由な感じで。キメのところで譜面に書けないあの感じ(ジェスチャー)があって。下手なのかと思ってたら全部そうで。「これ、絶対わざとだ。ワザとやってるとしたらとんでもねえぞ!」って。ブルースなんですよ、それが。ブルースってリズムと自由さとピッチの危うさが一番肝だと思うから。もともと一人で生まれた音楽だからね。だから「イッキーサンプス」って名前が(イコール)ホワイトストライプス。それがギリだったわけ。アイコンタクトしてやるには。それをトリオで、ホワイトストライプスより多人数でやる…それはまずいぞ!って。 高田 この3人でやるといいんすよ。グルーヴが。自由自在だよね。井上のおかげかもしんないけど。 吉田 井上のおかげだね。井上がついてきてくれたからね。そもそも井上はドラムがいなくなって、ツィッターとかで募集したら、ね。 井上 俺はずっと引きこもってて「ドラム募集してるぞ?じゃあ…」って。なんかね、その募集要項がマジふざけてて(笑)!超大食いな奴、ゴリラみたいなやつ… 高田 “おしゃれ”とかね。 井上 そう!おしゃれ。カッコ明らかにおしゃれというよりは自分なりのおしゃれがある奴。 爆笑 井上 本当ね、10項目くらいあって俺は2項目くらいしかあてはまんなかったんすけど「まあ、いいか。」って。 …

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Samookiymt

累計セールス33万枚を突破し、 TBSのニュース番組「Nスタ」で特集が組まれるなど、シリーズ11作目を迎えても、なお世界中にファンを増やし続けているGOON TRAXのモンスター・コンピレーション『IN YA MELLOW TONE』。 そんな人気のコンピレーションが12月9日に、美しい歌声を武器に、ファンを魅了し続けるSam Ockとのコラボレーション作品『IN YA MELLOW TONE with Sam Ock』をリリースすることが決定。これまでSam Ockがフィーチャリングとして参加してきた豪華プロデューサー陣とのアンセム楽曲が顔を揃えたベスト盤となっている。  今月30日からは、Sam Ock、初来日のJ.HANを引き連れたジャパンツアーを全国4都市(大阪、札幌、東京、宮崎)で開催『IN YA MELLOW TONE with Sam Ock』も各会場で先行販売が実施されるので是非会場でチェックいただきたい。また札幌公演にはHidetake Takayamaの出演が追加決定。もちろん各公演豪華出演陣が勢揃いとあって、どの公演も足を運びたい。 ツアー後には、今年の韓国最大の野外フェス“Grand Mint Festival”に出演し、韓国のファンを魅了した、人気トラックメーカーre:plusをはじめとするGOON TRAXオールスターズと共に、韓国AX-HALLで開催される“The Movement Festival”に出演が決定している。VEEMOBとしても特に思い入れの強いアーティストだけに声を大にしてオススメしたい情報だ。 【リリース情報】 タイトル:IN YA MELLOW TONE with Sam Ock リリース日:2015.12.9 release 価格:¥2,000(税抜) 参加プロデューサー: re:plus、Hidetake Takayama、Robert de Boron、acro jazz laboratoryes、GEMINI、Still Caravan 【IN YA MELLOW TONE TOUR with …

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fox capture plan 最終章『BUTTERFLY』リリース 現代ジャズロックの名盤に挑む

彗星のごとく現れ、今や日本ジャズロック界の代名詞ともなりつつあるfox capture plan。今年3本のアルバムリリースと公言した彼らの最終章『BUTTERFLY』が11月4日遂にお目見えだ。 今年を締めくくる本作は、従来にあるような必要に迫られたという気配すら感じさせない洗練された楽曲揃いで、2000年代ロックナンバーのカヴァーシリーズ第一弾を予感させるMUSE「Plug In Baby」の新解釈は鳥肌もので、菊地成孔氏がソプラノ・サックスで参加した「混沌と創造の幾何学」は メンバーにとっても歴史的なトラックとなった。そして極め付きはめくるめく耳上で舞い降るfox capture planからのサウンドギフト「Christmas comes to our place」。“フレーズが溢れ出す”感覚は従来のfox capture planファンをまた良い意味で大きく裏切るだろう。 【リリース情報】 TITLE:BUTTERFLY ARTIST:fox capture plan DATE:11/4 2015 PRICE:¥2,200(+tax) 【fox capture plan プロフィール】 “現代版ジャズ・ロック”をコンセプトとした情熱的かつクールで新感覚なピアノ・トリオ・サウンドを目指し、それぞれ違った個性を持つバンドで活動する3人が集まり2011年結成。2012年8月にタワーレコード新宿店のみで発売したシングルCDR「Sampleboard_」が全くのノー・プロモーションにも関わらずフロア・デイリーチャート1位の売り上げを記録。同年10月にタワーレコード限定でミニアルバム「FLEXIBLE」、2013年5月に1stアルバム「trinity」を発売。さらに10月、同レーベルからリリースする盟友bohemianvoodooとのスプリット・ミニアルバム「color& monochrome」、album”BRIDGE”を12月に発売し、「JAZZ JAPAN AWARD 2013アルバム・オブ・ザ・イヤーニュー・スター部門」、第6回「CDショップ大賞2014」ジャズ部門賞を受賞した。2014年7月に最新作”WALL”は2014年下半期発売にも関わらず、タワーレコード・ジャズ年間セールスチャートの2位に輝く。同年8月には初の海外ツアーとして香港・中国ツアーを決行。2015年4月にはTBSドラマ「ヤメゴク〜ヤクザやめて頂きます〜」の劇伴を担当しながらも、年間3枚のアルバム発表を公言。 脅威のハイペース・リリースで業界を席巻する!

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Blue Vintage 1stアルバム『PURPLE』9.23リリース

忘れられない海と夢を拾い上げて、この秋空へ高く響かせたくなるようなアーティストの作品を見つけた。9月23日にリリースされるBlue Vintageによるファースト・アルバム『PURPLE』だ。 Blue Vintageとは、フィリピン生まれサイパン育ちのJ.SpeaksとサーファーギタリストのTaigaによるユニット。この二人が鳴らす音は一貫してアーバンで潮の芳醇な香りを放っていながらもダブやR&Bなどの他ジャンルもスマートにミックスさせている。ピュアでストレートな歌詞やアレンジは特に80年代から90年代のJ-POPへのリスペクトだろうか。しかしジャンルレスなテン年代、彼らの魅力はそれだけでない。Taigaの奏でるビブラートからはアル・クーパーのような初期エレキ時代のブルージーな“情熱”を呼応させるあたりが実に奥深く、「よくあるタイプだね」などと、とても素通りするわけにはいかないのだ。今回のファースト・アルバム『PURPLE』はファーストらしく日本のリスナーに寄り添った楽曲が多く揃えられていて耳にスフティーなものばかり。だが本当の彼らの“姿”は良い意味でまだまだこんなものじゃないと思う。愛と希望を持って今後も応援していきたいアーティストだ。 【リリース情報】 TITLE:PURPLE ARTIST:Blue Vintage DATE:09.23.2015 PRICE:¥1,800 (+tax) 【Blue Vintage プロフィール】 J.Speaks(Vo)とTaiga(Gt)の二人からなるユニット。2013年、二人が出会い意気投合。Blue Vintageを結成する。出会って間もないながら楽曲制作に没頭し、2014年本格的にLIVE活動を開始。Soul.R&B.Reggae.Funkなどの多様なジャンルの音楽を取り入れながら、どのカテゴリーにも属する事なくフレッシュでスタイリッシュさ溢れるサウンドが魅力である。 Blue Vintage’s Face Book