【INTERVIEW】KIRINJI、20周年—そして“航海”は続く。

KIRINJIの13枚目のアルバム『愛をあるだけ、すべて』が6月13日にリリースされます。メジャーデビュー20周年を飾るフルアルバムでもある本作。早速拝聴すると、心魂を傾けるような歌詞の重みにまずは どきり としました。例えば後悔や焦りの言葉で描かれたリリックワークは、これまでの歩みの中で蓄積された膿をじわりと吐き出すようで、これが不思議と救われる趣でもあります。伺えばそんな深い意味はないよ、と言わんばかりのラフにお答えいただきましたが、私はそれでも僭越ながら“ソングライター・堀込高樹”としての心根として有難く受け止めていたいと思ってしまうのです。 また今作はバンド・KIRINJI 5周年という節目の作品でもあります。バンド“KIRINJI”として、またポップミュージック作品としてどう録音物化するのか…なるほど本作には歴としたkIRINJIサウンドの“2018年の気風”がぎっしりと詰まっています。皆さんはどう感じましたか? 取材・文・写真=田中サユカ ——まずは本作のタイトル「愛をあるだけ、すべて」ですが、KIRINJIのアルバムとタイトルとしてはかなり風変わりな印象を受けました。 堀込 これまでは「11」とか「3」とか、割とあっさりしたタイトルが多かった。そういうのではなくて、今回は目先を変えたいと思ったんですよね。それで、曲のタイトルからアルバムをつけるって言う方法もありますけど、今回は曲(#4「時間がない」)の歌詞の印象が強かったので、それに決めました。「愛をあるだけ、すべて」という言葉自体にコンセプチュアルな意味があるわけではないんです。 ——KIRINJIファンからみたら20周年の記念作と受け取る人も多いかと思います。 堀込 20周年っていうのはあまり気にしていなくて、バンド編成になって5年、という方が大きいですね。でも、30周年は流石にあるかどうかわからない。そういう意味で20年っていうのはちょうどいいのかもしれませんね(笑)?もちろん長く続けるつもりではいますけど。 ——「バンド」という選択をされてから改めて振り返ってみていかがですか? 堀込 去年はライブ本数は少なかったけど、最近ようやく気持ちの上でもしっくりくるようになりました。みんなはどうかわからないけど(笑)。 一同笑 堀込 みんなそれぞれ、他の現場でも仕事をしているけれど、バンドを組むっていうのはまた違うと思うんです。だから、今思えば結成当初はまだまだだったと思う。でも今年3月のビルボードでのライブは、コトリンゴが抜けて初めてのライブでしたけど、誰が欠けても自然に埋められるグループになった実感がありましたし、むしろ前よりも強力になった部分もあるんじゃないかな。 楠 確かに最初は女性が二人居るっていう趣向の面白さを感じるバンドは初めてだったし、すごく新鮮な気持ちでした。それに元々キリンジのサポートをしていたので、当初はサポートの延長っていう感覚があったかもしれない。装いは変わっても人間はいきなり変われるわけじゃないですしね。でも今はバンドの一員としてやれている楽しさがあります。 田村 サポートとして違和感なくやってこられましたけど、今は責任も取らなきゃいけなくなって… 楠 ステージでユニフォームを着たっていうのは大きかったかもね。 田村 フリフリのやつね、勇気を出して着ましたね(笑)。 弓木 私はみんなについていくのに必死だったので、クビにならなくてよかった!って… 一同笑 弓木 5年もやれたから、これからもっと頑張ろうって感じです。ついていけるか不安でした。 堀込 当初は結構、右も左もわからない感じだったよね。 弓木 そうですね。5年も続けてこられて嬉しいのと、メンバーの間でいろんな話ができるようになって、楽しくもなってきましたね。 千ヶ崎 「11」を作っていた時は頑張ってバンドになろうとしていました。サポートからバンドの一員になったものだから「何が変化したらバンドなんだろう」っていう、疑問のようなものもありつつ。 千ヶ崎 昨年末にコトリちゃんが辞めましたが、やっぱりメンバーの脱退はバンドにとっては試練なんですよね。でも、何年かかけて作り上げたアンサンブルなどのバランスが崩れたのを埋めて乗り越えて、自然体でのバンドになっていったと感じました。だから、今回の作品では言いたいことがあれば言うし、そこで余計な駆け引きのようなものもない。それに対して反論があっても自然にやりとりができた印象です。それはライブのリハでもそうでしたね。 ——5年の間には、制作の現場でも変化はありましたか? 堀込 以前は、ベーシックを外部のスタジオで録音して、そのあと僕の家に来てもらってダビングをしていたんですよね。でも、今はみんなでスタジオに入ってみんなで顔付き合わせて作品を作らなくても良い時代になった。今回はタイトなスケジュールで制作したこともあって、メンバーそれぞれで録音したデータを僕に送ってもらってまとめました。対面して録音すると僕が「ああしてくれ、こうしてくれ」と注文を言っちゃうわけですよね。そうすると僕の意見は反映されるけど、そうじゃなくて、僕が投げかけて返って来たものを僕が整理する方が、それぞれの意思みたいなものが反映されて良いんですよ。だから、KIRINJIのような特殊なグループにとっては、この作り方の方がカラーが出て良いんじゃないかな、とも思いましたね。もちろんベーシックは一緒にやりましたけどね。 千ヶ崎 今回は特にそうでしたね。でも、打ち込みが多いのに出来上がった音はバンドっぽいんですよね。歌は(堀込)高樹さんのパーソナリティが出ているように僕は感じます。特に歌詞ですね。 ——それは私も感じました。歌の生々しさが増しているようです。 千ヶ崎 そうなんですよね。バンドっぽさとシンガーソングライターとしての高樹さんが共存していて面白い感じだと思います。 堀込 あまり意識はしていないんですけど、歌詞の書き方としては、凝った比喩とかを使い出すと“上手いことを言う合戦”みたいになってくるわけですよ(笑)。年齢のせいなのかもしれないけど、そう言うのがだんだん嫌になって来た。さっと聴いてさっとわかるものの方が今は楽しいのかなって思いながら書きましたね。 ——今作も「今聴ける音楽」は意識されていますか? 堀込 そうですね。ポップミュージックだからその時に聴けないとダメだと思う。10年後に良いと言われるのもダメだし、10年前の音楽だと思われるのもがっかりだし。世の中にいろんな音楽がある中でのKIRINJIの音楽ですが、埋没したくもないし、遅れを取りたくない気持ちもあるんです。だからリズムの面やアレンジの面では現代的な響きになるように意識してミックスしました。 ——とくに後半のインスト曲「ペーパープレーン」と最後の「silver girl」が堀込さんの描く未来性を感じましたが? 堀込 インストは「あったほうがいいや」くらいの本当に軽い気持ちで作りはじめたんです。普段僕らはどうしてもメロディを中心にものを考えがちなんですよね。でも、メロディがなくても音楽は成立するじゃないですか。そう考えて作った曲です。あれはメロディと呼べるものがなくて、アルペジオがあってビートがあるだけのもの。アルペジオを使ったもので聴ける限界として2分くらいの長さにしました。この曲に明快なメロディがついてしまうと、もしかしたらすごくつまらないものになってしまうような気がする。今となってはこれにラップが乗っていたら面白かったなって思ったりもしています。 ——ラップと言えば、Charisma.comのいつかさんがラップで参加されています。 堀込 彼女のスタイルは王道のヒップホップとはまた違うもので、最近は結構いるのかもしれないけど、少し前までは彼女くらいしかいなかったと思います。あんまりオラオラしてないところが良いな、と思ってお願いしたんですけど、今回は彼女にとって普段彼女がやっている「Charisma.com」とはまた違った感じだったかもしれませんね。いわゆるお話があって情景があって…って言う制作を彼女はやってこなかったのかもしれない。 堀込 今回一緒に作ることになって「こういう曲でこういう世界観でやりたいんだけど」と説明して、上がってきたものに対してもどんどんリクエストしたから、彼女としては大変だったんじゃないかな。でも彼女は「どんどん直しますよー!」っていう感じで受け入れてくれるから、こっちも「じゃあ…」って、どんどんいっちゃった(笑)。僕はやりやすかったけど、彼女はどうだったかな(笑)? 一同笑 ——ゲストにはSANABAGUN.からお二人を招いていますね。こういった若い世代のプレイヤーを起用したのは意図があってのことですか? 堀込 いわゆるスタジオミュージシャンを呼べば話が早いんですけど、バンドの中のブラス隊ってそういうのとは違うムードがあると思うんですよね。今回はそういうのが欲しかったのでお願いしました。 ——個人的にはシンセサイザーを始め80年代のムードも感じましたが、実際に意識されたのはどういった点ですか? 堀込 今回はアルバムを作るにあたってエレクトロニクスを使うだろうなって思ってはいたんですよね。「機械に聞こえる、でもこれはやっぱり生だよね」っていうところに落とし込みたかった。だからキックの感じは打ち込みっぽく聞こえるけど、ハイハットやスネアはすごく生々しい感じになっていると思います。そういう感じに作るとシーケンスともすごく相性が良くて。ただ80年代の音は意識していなかったです。今回使っているのは基本的にソフトウェアのシンセサイザーなんですよ。その中でビンテージっぽいものも使っていますし、自分の好みも70年代のものとかが好きだからそれっぽくなりがちですけどね。 ——改めて伺っていると、作品を聴いた時に感じた重みよりとても軽い印象です。特に「愛」について… 堀込 そうですね。ポップソングにおいて「愛」って全然重いものじゃない。すごくカジュアルなものでしょ?多分ね。 ——この後は全国ツアーも控えています。前回のライブからどういった手応えがありましたか? 千ヶ崎 コトリちゃんが抜けで再出発だ!っていうのはないですね。彼女がいなくなった分、やることは増えましたけど、その時のバンドで一番良いと思われるサウンドを目指した感じです。 弓木 同じコーラスラインを歌っている曲が多かったので、その時に「コトリさんの声がないなあ」って思うことはありますが、でも皆さんが思うように、これからも今できるベストを尽くします。後は、この前のライブで千ヶ崎さんがコトリさんの立ち位置に来ていて、すごく新鮮でした(笑)。 千ヶ崎 そうだ!席替えがあったんですよ。それは最初恥ずかしかったんですけどね(笑)。 【リリース情報】 アーティスト:KIRINJI アルバム:愛をあるだけ、すべて リリース日:2018/06/13 価格:初回限定盤¥3,996(TAX …

シティポップ元祖「Light Mellow」シリーズの初ライブ開催決定

シティポップ・ブームの仕掛け人でも知られる金澤寿和が監修する「Light Mellow」シリーズの初LIVE公演が決定した。 テレビ番組で大貫妙子や山下達郎など80’sシティポップのアナログを探しに来たアメリカ人が取り上げられ話題になるなど、日本のシティポップが世界的に大きな注目を集める中、音楽ファン待望の公演となる。 6月16日(土) に開催される第一弾では、伊藤銀次、杉真理、サーカス、庄野真代、SPARKING☆CHERRYの5組による競演が実現!チケット一般発売は本日 2月24日(土)より開始している。また「Light Mellow」に関して、企画監修の金澤寿和、出演の庄野真代からのコメントも到着した。詳細はこちら。 【金澤寿和 コメント】今また人気復活を遂げているシティ・ポップス。70〜80年代に誕生したそのサウンドを、決して懐メロではなく、世代を超えて楽しめる現在進行形のポップ・ミュージックとして育くみ、都市生活者のサウンドトラックとして次世代へ継承していく。そんな思いを発信していくのが、この LIVE Light Mellow です。音楽産業の危機的状況、将来が見えないことを嘆く前に、シーンの良き時代を知り抜いた者たちが、何を伝えていけるか。難しいことは要りません。自らの経験を、ただ語り継いでいけばイイのです。そんな気持ち、音楽から授かった「熱」を、思い出させてくれるイベントにしたいと思っています。 【庄野真代 コメント】耳に心地よく、メロディとサウンドに一体感があり、ちょっとワクワクする音楽。誰にでもある、優しい気持ちをLight Mellowが引き出してくれる。そういう一面が今でも私のなかにあるような気がする。そんな部分を呼び覚ましてくれます。時間の流れを忘れるような、絵本をめくるような、色鮮やかなシーンを作りたいです。

【特集】考察・ミムラス内藤彰子 「SQUAME」

「ミムラス内藤彰子さん、今晩は。新しいアルバムができたみたいですね!ずっと待っていましたよ、ずっと。」 真夜中に僕は心を躍らせていた。何しろ彼女のフルアルバムが完成したのだから。ミムラス内藤彰子名義のアルバムは2015年8月以来となるわけだが、今作「SQUAME(スクエイム)」では自主レーベル「kwaz label」からリリースされる。友達に手作りの贈り物をプレゼントするようなノリで送ってくれた本作「SQUAME(スクエイム)」を聴いてすぐに、音楽家としてのミムラス内藤彰子に劇的な“何か”が起きたことを受け取った。 “鱗”を意味する本作は、彼女自身の怯懦な心を意味しているそうだ。例えば長く居座っていたインナーチャイルドを癒すために、あるいは目配せしがちな音楽マーケットで逞しく在るために。 重ねてきた立派な鱗を少しずつ、但し一枚残らず剥がすために出来た“決意”の作品でもあるようだ。 だから前作の「Fragement&waves」に見られるような、整頓されたポップスはどこにも見当たらず、むしろ本作を聴けば聴くほど、持ち前のメロディとハーモニーを嬉しそうに汚す彼女の笑顔が想像されることが、泣けるほど嬉しかった。 「前作をリリースした後も色々ありましたよ。自分らしくやろうと思ったら、離れていく人もいっぱいいた。でも、こうやって続けていくと残った人もいますよね。」 本作は、盟友・立井幹也(Dr.)、山中勇哉(Gt.)と千葉県の潮風漂うスタジオに篭り「SQUAME」の輪郭が塗られるように生まれた。 「HOSONOVA」を源流に感じるような、DIYの歪さやノイズの残るサウンド、ヴォーカルに身近な音を重ねた 素朴な情景づくりが特に印象的で、1曲目「新しい春が呼んでるーA NEW SPRING IS CALLING」では、その場にあるホウキで踊るがまま、音と同時に“楽しさ”という感情を重ねる自然な“手法”から、ミムラス内藤彰子らしい思い切りの良さが伺えて微笑ましい。一体、ここに到るまでに何があったというのか。 ミムラス内藤彰子は、物質的な仕組みの今世で長らく苦しみながら、ある日オランダへ2度も旅立った。そこで多様性にあふれた生活を受け入れた人々を目の当たりにして、ミムラス内藤彰子の覚醒が起きた。 —「もっとこうだったら良いのに」という添削をやめる代わりに、自分の音楽をただ突き詰めていく。こうして丁寧に出来た作品だから、一つ取材をしてもらおう、とも思える。これが“私”なんですよね— 本作では、英語詞曲1曲の他にオランダに住むシンガーのティム・トレファーズをゲストに迎えたオランダ語詞の歌も1曲収録されている。これまで日本語で歌ってきた彼女が言葉を変える理由は一つ、友愛の“証”だという。 歌詞の話題が出れば、ソングライティング自体にも触れておきたい。いつもながらのマイルドなポップワークにエモい歌詞。その中に隠し入れた彼女の太い芯のとおった“ロック”たる詩想には、極めて個人的な思いから成り立っていると感じ取り、信服する。しかも、これだけのポピュラー性でありながら、あざとさも凡庸性も押し付けがましさも感じさせない作品が他にあるだろうか。相当漁っても見つかるまい。 -朝も昼も夜も 私はすでに幸せだった- 最後にご紹介するのは本作10曲目「ALREDY」の一説。ミムラス内藤彰子は、2017年にして遂にこの言葉を拾った。 僕は、音楽を嗜む一人のファンとして、彼女の最新アルバム「SQUAME(スクエイム)」が、現在における彼女の最高傑作であると言い切りたいし、2017年に誕生した良作として正式にご紹介したいと思います。 ポップスは、赤裸々かつファッショナブルであるほど麗しき。 取材・文・写真 =田中サユカ 【リリース情報】 タイトル:SQUAME アーティスト:ミムラス内藤彰子 リリース日:2017/10/25 価格:¥2,000+税 レーベル:kwaz label

日食なつこ「あのデパート」MV、感涙の大反響

ピアノ弾き語りアーティスト日食なつこが先日公開した「あのデパート」のMV。 彼女の出身地である岩手県・花巻市にある有名百貨店の“マルカン百貨店※”が43年の歴史に幕を閉じたタイミング発表となった。 日食なつこ自身の思い入れも強く、なくなってしまう前に何とか“マルカン百貨店”という存在を残したいという想いからMV撮影に至ったという。 その「あのデパート」のMVが公開から1ヶ月を過ぎ、全国から感動の声が届いているという。 YouTubeには下記のようなコメントが寄せられている。 「母と泣きながら見てました; 見るほどに染みます… 素晴らしい曲をありがとうございます」 「聴きながら、PV見たら涙が止まりません。 思い出を詩と映像に残してくれて、ありがとう!」 「マルカンありがとう。 そしてみんなの思いを代弁してくれた日食さんにも感謝です。」 「ひどく大切なモノが有ったようで、 そんなたいそうなモノは無いのだけど、子供用の器にラーメンを移す母の表情と、上手く割り箸を割れずに泣きだした幼い頃の自分、他愛も無い記憶ばかりが溢れてる場所でした。」 ※マルカン百貨店 岩手県花巻市の中心地に43年に渡って営業を続けたデパート。 レトロな内装や箸で食べる10段巻ソフトクリームを出す大食堂で有名な、地元民なら誰もが足を運んだ場所。 老朽化による耐震問題で2016年6月7日に惜しまれつつ閉店となった。 マルカン百貨店HP http://www.marukan-group.jp/shop/department.html

Samookiymt

累計セールス33万枚を突破し、 TBSのニュース番組「Nスタ」で特集が組まれるなど、シリーズ11作目を迎えても、なお世界中にファンを増やし続けているGOON TRAXのモンスター・コンピレーション『IN YA MELLOW TONE』。 そんな人気のコンピレーションが12月9日に、美しい歌声を武器に、ファンを魅了し続けるSam Ockとのコラボレーション作品『IN YA MELLOW TONE with Sam Ock』をリリースすることが決定。これまでSam Ockがフィーチャリングとして参加してきた豪華プロデューサー陣とのアンセム楽曲が顔を揃えたベスト盤となっている。  今月30日からは、Sam Ock、初来日のJ.HANを引き連れたジャパンツアーを全国4都市(大阪、札幌、東京、宮崎)で開催『IN YA MELLOW TONE with Sam Ock』も各会場で先行販売が実施されるので是非会場でチェックいただきたい。また札幌公演にはHidetake Takayamaの出演が追加決定。もちろん各公演豪華出演陣が勢揃いとあって、どの公演も足を運びたい。 ツアー後には、今年の韓国最大の野外フェス“Grand Mint Festival”に出演し、韓国のファンを魅了した、人気トラックメーカーre:plusをはじめとするGOON TRAXオールスターズと共に、韓国AX-HALLで開催される“The Movement Festival”に出演が決定している。VEEMOBとしても特に思い入れの強いアーティストだけに声を大にしてオススメしたい情報だ。 【リリース情報】 タイトル:IN YA MELLOW TONE with Sam Ock リリース日:2015.12.9 release 価格:¥2,000(税抜) 参加プロデューサー: re:plus、Hidetake Takayama、Robert de Boron、acro jazz laboratoryes、GEMINI、Still Caravan 【IN YA MELLOW TONE TOUR with …

聴き放題だけじゃない!日本でも始まった「ライブ行き放題サービス」

■聴き放題だけじゃない!月1,800円でライブに行き放題のサービス スウェーデンの「Spotify」やアメリカの「Apple Music」をはじめ、日本でも「AWA」や「LINE MUSIC」といった定額制の音楽聴き放題サービスが始まりましたが、スマートフォンで音楽を聴くだけじゃ物足りないという方もいるのではないのでしょうか? そんな方にオススメなのが、定額制のライブ行き放題サービス。アメリカでは「Jukely」というアプリが、月25ドルを支払って「Jukely Pass」を入手すれば、提携しているライブやコンサートに無制限で参加できるというサービスを提供しています。ロックやヒップホップといった様々なジャンルのアーティストのライブを、月25ドルで楽しむことができるのです。さらに20ドルをプラスして月45ドルを支払えば、同伴者を1人連れていけるというサービスもあります。 そして、日本でも2015年6月に「sonar-u」という定額制のライブ行き放題サービスがプレオープンしました(サービスリリースは9月予定)。「sonar-u」では、1ヶ月フリーパス(1,800円)と2ヶ月フリーパス(3,400円)があり、このパスを入手すれば、提携しているライブやコンサートに行き放題というサービスを提供しています。 ■定額制のライブ行き放題サービスが抱える3つの課題 定額制のライブ行き放題サービスは、インディーズアーティストのライブ1回分程の値段で、色々なアーティストのライブに行ける便利なサービスですが、いくつか課題もあります。 ・好きなアーティストのライブじゃないと行かない? 好きなアーティストのライブだったら「チケットの値段が高くても、どんなに忙しくても行きたい!」というファンの方は多いと思いますが、あまり知らないアーティストの場合はどうでしょうか?「知らないアーティストだけど、定額制だからライブに行ってみよう」という方はいると思いますが、仕事やプライベートが忙しい場合「何としても都合をつけてライブに行こう」とまでは思わないかも知れません。 ・近い場所で開催されるライブにしか行かない? 上記でご紹介したアメリカの「Jukely」は、ニューヨークやサンフランシスコといったアメリカの15の都市(記事執筆時現在)に加え、ロンドンでもライブ聴き放題サービスを提供しています。日本の「sonar-u」は、関西エリアと関東エリアの2つのエリア(記事執筆時現在)でライブ聴き放題サービスを提供しています。 好きなアーティストのライブだったら「遠くても行きたい!」というファンの方がいますし、同じコンサートツアーのライブでも全国各地を行脚するコアなファンの方もいます。しかし、あまり知らないアーティストの場合は、家や会社や学校から近い場所で開催されるライブにしか行かないという方が多いかも知れません。 ・YouTubeや音楽聴き放題サービスで充分? ライブ行き放題サービスは、普段聞かないような色々な音楽やアーティストに出会えるというメリットがありますが、ただ単に色々な曲を聴きたいだけならYouTubeの動画を見たり、音楽聴き放題サービスでストリーミング配信された音楽を聴いたりすれば事足りてしまいます。しかも、これらのサービスはライブとは異なり、「自分が好きなときに、好きな場所で」色々な音楽を聴くことができてしまうのです。 ■大切なのは、動画やストリーミング配信では味わえない「ライブ感」 それでも音楽が好きな人達がライブに足を運ぶのは、やはり動画やストリーミング配信では味わえない「ライブ感」があるからではないでしょうか?体全体に響き渡る音の振動はもちろん、アーティストのトークや観客の熱気など、ライブだからこそ味わえるものがあります。どんなに技術が進歩しても味わえない五感で味わう「ライブ感」。それこそが、ファンやアーティストにとって、とても大切な要素なのではないでしょうか? 事実、音楽ソフトの売り上げは減少しているにも関わらず、ライブ市場の売り上げは急増しています。もちろん、音楽ソフトの売り上げ減少の背景にはiTunesなどの影響もありますが、2014年の音楽ソフトの総生産額が2,542億円(日本レコード協会「日本のレコード産業2015」調べ)なのに対し、2014年のライブイベントの総売上は約2,749億円(コンサートプロモーターズ協会「基礎調査報告書」調べ)と、ライブイベントの売り上げが音楽ソフトの売り上げを上回っているのです。 ■ライブ行き放題サービスの可能性 色々なライブに行けるので今まで知らなかったアーティストに出会うことができ、その中から自分が好きな音楽に出会える可能性がある定額制のライブ行き放題サービス。 先程述べたように、忙しいときは中々ライブに行けないかもしれませんが、裏を返せば暇なときは「この日は時間があるから、ちょっと行ってみよう」と気軽に参加できるのが定額制のメリットです。また、定額で行き放題なので、「時間はあるけどお金がない」という学生なども気軽にライブを楽しむことができますね。 そして、このライブ行き放題サービスは、ライブを行うアーティストにとっては、固定ファンだけではなく新たなファンが増えるというメリットがありますし、ライブハウスなどのイベント開催者にとっては、ライブの空席を埋めることができるというメリットがあります。今後、対象エリアや提携ライブハウスやアーティストが増えれば、定額制のライブ行き放題サービスは、とても充実したサービスになるのではないでしょうか。 ■関連情報 「Jukely」のホームページ 「sonar-u」のホームページ 日本レコード協会「日本のレコード産業2015」 コンサートプロモーターズ協会「基礎調査報告書」(平成26年)

taffy UK限定EP『Darkle』を急遽国内へ。遂に母国へ届いたファンへのラヴレターを初公開

6月17日 UKで熱狂的に支持されているジャパニーズバンドtaffyがUK限定リリースEP『Darkle』をファンの強い要望により急遽国内でもリリースを決行した。 今回の作品もグランジ界のカリスマ・アリスインチェインズやREM、ローリングストーンズらを手がけるステファン・マーカッセンをマスタリングエンジニアに迎えた良作だ。中でも#7の《Young Tines》は、ブライアン・ジョーンズタウン・マサカーのフロントマン、アントン・ニューコムが一目惚れしてリミックスに参加したヴァージョンである。アントン・ニューコムといえば作品のためなら一切の妥協を許さないことで有名だが、一聴すればお分かりいただけるとおり、シューゲナイズ仕様の緻密なアントン・ニューコムの器にirisのガーリーヴォイスが合絡まって、taffyのバンドとしてのジャンルレスな裾野を広げる希望を感じされてくれる1曲だ。 【動画】taffy – Young Tines Brian Jonestown Massacre Remix 本来ならば前作と同様にUK限定でのリリース予定だったtaffyだが、急遽母国でのリリースが決定し、再びtaffyの本質を直接届ける機会を得たことはバンドにとっても嬉しい限りだろう。そんなtaffyのiris(Vo.Gr)からリスナーへのラヴレターをお届けしたい。 【動画】taffy – dr K 今回のアルバムDarkleはやりたい事を遠慮なくやってみたという感じの1枚でしょうか。 taffyの根本と言うか、好きな音色、雰囲気、メロディを好きなだけ詰め込むという…。 taffyはよくバンド名からの響きもあり第一印象としてpopやhappyな音と捉われがちなのですが、根本はちょっとダークで基本とする切なさを元に楽曲が生まれてきます。 この第一印象と私の声にさえ騙されなければ(笑)taffyらしい音の壁が聴こえてくると思います。 アルバムのタイトルDarkleという言葉も”sparkle: 輝く” と”dark: 闇、暗い”が合わさった言葉でもあり、暗闇でぼんやりと輝くという意味もあり我々taffyを表わしてる感じで…むしろtaffyよりDarkleというバンド名の方が合う程かもしれません(笑)。 何時も好きな事を、好きな様に、好きなだけ。 Darkleはそれを体現したアルバム。Darkleはtaffyというバンドを自己紹介してくれる1枚です。 iris / vo,gr 【動画】taffy – Suicidal Bunny (Official Video) 全体的に非常に良くまとまった印象の1枚だが、ふいに訪れる#6《HBD》でのアナログでシンプルな演出に衝動的な涙が出た。この事態の解明にしばらく戸惑ったのだが、とんでもなく遠くから突然全速力で走ってきてそっとこの手を握るような、そんな温かみさえ感じさせてくれるのがこの作品でいう『taffyのもう一つの本質的な部分』なのかもしれない。 あなたもそんな不思議な体験を是非! 【新譜情報】 taffy「Darkle」 2015年6月17日全国発売 1389円 + 税 Moderna Records mdrn0007 収録曲 Suicidal Bunny Redamancy Young Tines Remember to …

超・天才ピアニスト反田恭平20歳 7.22 日本デビュー

若き天才 満を持して日本デビュー 2015年7月22日、若干20歳の天才ピアニスト 反田恭平が日本でCDデビューを飾ることがわかった。 リズムにそよぐボブヘアーとしなやかで繊細な指使い…まるでリスト本人が現代に息を吹き返したのかと錯覚するほどのロマンスをもたらしてくれる反田は、高校在学中に日本音楽コンクールで第1位に輝き、2014年にはチャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院へ主席で入学をしたという輝かしい経歴を持つ。 その後、ロシアを拠点に国内外で喝采を浴び遂に2015年、イタリアで開かれた「チッタ・ディ・カントゥ 国際ピアノ協奏曲コンクール」の古典派部門で見事に優勝。このベストタイミングに日本デビュー フルアルバム『リスト』がリリースされる。 彼をロシアへ羽ばたかせたことでも知られるM.ヴォスクレセンスキー氏を師と仰ぐ反田。彼の世界観はデジタルなフィルターを通したものであったとしても一目瞭然である。瞼に移る景色は一面の愛で溢れており、初めて彼の演奏に出会った瞬間は涙さえ出た。ロマン派愛聴者は勿論のことpop好きにも是非一聴していただきたい。 【反田恭平LIVEスケジュール】 2015年9月11日(金)@東京オペラシティコンンサートホール 東京フィルハーモニー交響楽団 第96回オペラシティ定期シリーズ 2015年9月27日(日)@調布市グリーンホール フレッシュ名曲コンサート 【関連情報】 反田恭平 Official Website 日本コロムビア 反田恭平ページ

ビクターの新レーベル「CONNECTONE」は音楽業界をどう変える?

ビクターエンタテインメントが新たな音楽集団を目指し新レーベルを設立した。つなげる・つながる音楽をコンセプトに新たなビジネススキームを備えたレーベル。その名をCONNECTONE(コネクトーン)とし2015年4月より活動を開始している。 多くのキャリアを持つレーベルヘッド ローリング・ストーンズやスマッシング・パンプキンズなど数多くの海外アーティストを手掛け、ユニバーサルミュージックでの執行役員やグループ会社社長などを兼務する高木亮氏。その巨塔が最前線で手腕を発揮することとなった。 高木氏が提唱する思いとは、音楽業界のリセット。当たり前に音源を買ってもらえる時代は終わった。グラミー賞の年間最優秀アルバムのような懐深い文化、価値は日本やその他の国では偏ったものになっている。ビジネスとスピリットの両面がギリギリでせめぎ合う形を復活させることが成功の鍵だという。 圧倒的オリジナリティの追求 通り過ぎず足跡を残す。音楽家としてのアティチュードを伝えることが出来るアーティストを中心に扱い、メジャーなアーティストにまで刺激を与える集団を目指していく。夢の追及や一発の飛距離ではなく、打率を追及するのが狙いだ。 業界モデルからの脱却 当レーベルのプレゼンにて掲げたのが業界の0.27%というモデルを脱却することだ。これは2013年に邦・洋楽合わせたアルバム1万3012枚のうちデビュー3年以内の新人が5万枚以上のセールスをあげた枚数が35枚(0.27%)しかなかったという実績数値を示している。 2013年ジャンル別新譜数(日本レコード発表資料より) 0.27%という実績ではレコード会社のコストもペイ出来る確率が非常に低い。そして何よりアーティストも2年程度で契約が切れて存続する確率が非常に低い状態となる。万馬券狙いでは10年後にレコード会社も存続出来なくなるという想定だ。 世界音楽売上金額の推移(日本レコード発表資料より) CONNECTONEの新たな「ビジネススキーム」 契約によりジョイントベンチャー型、権利収益乗り入れ型、レーベル・事務所兼任型の3タイプでシステムを構築していく。これはライヴ・グッズ・著作権など全てにおける経費や損益を当分する共有スタイルにより、不毛な小競り合いも無く共闘するのが狙いとなっている。夫々が何らかの形で関わり合うことで完成度も高まるという。 注目を集めるアーティスト陣 海外を含めた多くのレーベルから注目を集めているAwesome City Club(オーサムシティークラブ)のデビューがレーベル第一弾のアーティストとなる。続けてRHYMESTERも移籍が決定し移籍第一弾アルバムを発表。その他にも3組の新人が契約決定している。 【動画】Awesome City Club-1st Album ”Awesome City Tracks” Trailer 【動画】RHYMESTER-人間交差点 新しいフェイズと展望 スポーツ選手が海外で当たり前に活動するように、日本の音楽シーンもやっとそのフェイズに追いついてきた。気負って目指していくのではなく、ごく自然なこととして海外へのつながりを広げて活動していく。キャリアを持つ高木氏の経験からすればごく当たり前の展望と言える。すでにレーベルが主催するイベントも開催が予定されているとのこと。圧倒的オリジナリティの発信と歴史を知る敏腕ヘッドの化学反応は業界をどのように改革していくのか。今後注目のレーベルとなるのは間違いないだろう。